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サイド右腕が8回1失点の好投でKIA3連勝 ロッテはイ・デホが3安打もホーム遠く<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
8回1失点で今季初勝利のイム・ギヨン(写真:KIAタイガース)

21日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドのKIAタイガース-ロッテジャイアンツは、KIAの先発イム・ギヨン投手が好投を見せました。

イム・ギヨン投手は1回表2死三塁で、ロッテの4番イ・デホ選手にライトへ先制タイムリーを喫するも、2回以降は横手からのチェンジアップで凡打を誘いました。

早いカウントで打者を処理していったイム・ギヨン投手は、8回90球を投げて無四球、5安打ピッチング。うち3本がイ・デホ選手に許したものですが、続く5番アン・チホン選手を2度の併殺打に封じ、ロッテ打線を初回の1点に抑えました。

試合は6-1でKIAが勝利し、イム・ギヨン投手は今季初勝利。KIAはロッテ相手に3連勝で貯金を1としました。敗れたロッテは4連敗で7勝7敗の勝率5割です。

◆「LGの高卒ドラ1がプロ初勝利」

サムスンライオンズ-LGツインズ(テグ)ではドラ1新人のイ・ミンホ投手が、3度目の登板でプロ初先発。5回1/3、86球を投げて被安打1、無失点と好投してプロ初勝利を挙げました。

しなやかな腕の振りから、切れのあるボールを投げ込むスリークォーター右腕のイ・ミンホ投手。落ち着いたマウンドさばきをみせる18歳が、今後も白星を重ねていくか楽しみです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守)>

8回表、2番キム・インテ選手に代わってレフトの守備に入りました。打席では4-12で迎えた9回裏、1死二、三塁の場面でショートゴロを放ち、三塁走者がホームに還って、プロ初打点を記録しています。試合は6-12でトゥサンベアーズがNCダイノスに敗れました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇5月21日(木)の結果

・トゥサン 6- 12 NC(チャムシル)

 勝:チャン ヒョンシク

 敗:イ ヒョンボム

・キウム 9- 8 S(コチョク)

 勝:チョ サンウ

 敗:キム ジュオン

・KT 4- 9 ハンファ(スウォン)

 勝:キム ボムス

 敗:ソ ヒョンジュン

・サムスン 0- 2 LG(テグ)

 勝:イ ミンホ

 敗:ウォン テイン

・KIA 6- 1 ロッテ(クァンジュ)

 勝:イム ギヨン

 敗:パク セウン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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