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SKの先発ソーサ8連勝 昨夏、輝星からヒットの高卒新人がプロ初打点<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
プロ初打点を記録したキム・チャンピョン(写真:SKワイバーンズ)

21日の韓国KBOリーグは2試合が雨で中止となり、3試合がナイトゲームで行われました。

インチョンSK幸福ドリーム球場で行われたSKワイバーンズ対ロッテジャイアンツ、SKは6月にチームに加わり7連勝中のヘンリー・ソーサ投手が先発マウンドに上がりました。

ソーサ投手は6回1/3を投げて被安打6、失点3。6回までに味方が5点を挙げ、勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りました。

8勝目を挙げたヘンリー・ソーサ(写真:SKワイバーンズ)
8勝目を挙げたヘンリー・ソーサ(写真:SKワイバーンズ)

SKは5-3の2点リードで迎えた9回表、クローザーのハ・ジェフン投手(元ヤクルト)が登板。3本のヒットを喫し1点差に迫られましたが、なんとかピンチを切り抜けてゲームセット。

ソーサ投手はこれで8連勝。ハ・ジェフン投手は球団記録に並ぶ30セーブ目を挙げました。敗れたロッテは5連敗です。

◆「U18で輝星からバントヒットの新人が初打点」

SKは新人のキム・チャンピョン内野手が8番セカンドでプロ4試合目の出場。3打席目、2死三塁の場面でセンター前ヒットを放ち、プロ初打点を記録しました。

キム・チャンピョン選手は高校3年生だった昨年夏、BFA U18アジア選手権に韓国代表として出場。韓国戦に先発した日本の吉田輝星投手(現日本ハム)が喫した2本のヒットのうちの1本がキム・チャンピョン選手の一塁前へのバントヒットでした。

もう1本のヒットはキム・デハン選手(現トゥサン)選手が初回に放った3ランで、この一打が決勝打となって韓国は3-1で日本に勝利しています。

以下が全5試合の結果です。

◇8月21日(水)の結果

・LG 6- 4 KIA(チャムシル)

 勝:キム デヒョン

 敗:イム ギヨン

・SK 5- 4 ロッテ(インチョン)

 勝:ソーサ

 敗:パク セウン

・KT 1- 8 キウム(スウォン)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:イ ジョンヒョン

・ハンファ 中 止 サムスン(テジョン)

 勝:

 敗:

・NC 中 止 トゥサン(チャンウォン)

 勝:

 敗:

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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