Yahoo!ニュース

元DeNA・ウィーランド、韓国初登板初先発で勝ち投手に チームの連敗止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
韓国での初登板で初白星のジョー・ウィーランド(写真:KIAタイガース)

27日、韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドのKIAタイガースハンファイーグルスは元横浜DeNAのジョー・ウィーランド投手がKIAの先発マウンドに。ウィーランド投手は韓国初登板です。

(関連記事:KIA新加入の元DeNA・ウィーランド 安定感に正田耕三コーチも「エエよ」

ウィーランド投手は初回を1、2番から連続三振を奪うなど三者凡退で締める上々の立ち上がり。味方が1回裏に4点を先制すると、2、3回のウィーランド投手はいずれもランナーを1人出すも、力あるストレートでフライに打ち取り、難なく序盤を終えました。

打順が一巡した4回表、ハンファは3番からの攻撃。1死からランナーを一塁に置いた場面で、ウィーランド投手は5番のイ・ソンヨル選手に対し、真ん中高めのスライダーをライトスタンドに運ばれ、2-4となりました。

中盤に入り、ウィーランド投手はストライクとボールははっきりし始め、2つの四球と二塁打で1死満塁のピンチを招くと、打席には4番のキム・テギュン選手。フルカウントとなった6球目、キム・テギュン選手はウィーランド投手の低めのスライダーを引っ掛けてショートへのダブルプレー。ウィーランド投手は危機を脱しました。

ウィーランド投手は6回97球を投げ被安打7、失点3。試合はリードを守ったKIAが9-4で勝利し、ウィーランド投手は韓国初登板、初勝利を飾りました。KIAの開幕からの連敗は3でストップです。

以下が全5試合の結果です。

◇3月27日(水)の結果

・トゥサン 3- 2 キウム(チャムシル)

 勝:ハム ドクチュ

 敗:ハン ヒョンヒ

・SK 2- 1 LG(インチョン)

 勝:パク チョンベ

 敗:チン ヘス

・KIA 9- 4 ハンファ(クァンジュ)

 勝:ウィーランド

 敗:キム ソンフン

・ロッテ 4- 23 サムスン(プサン)

 勝:キム デウ

 敗:チャン シファン

・NC 4- 1 KT(チャンウォン)

 勝:キム ヨンギュ

 敗:キム ミン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事