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韓国にいる日本人もイチロー惜別 落合コーチ「最後は中日で…」 田辺コーチ「次元が違った」

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ハンファ・田辺徳雄コーチとサムスン・落合英二コーチ(写真:ストライク・ゾーン)

先週23日に開幕した今年の韓国KBOリーグ。その韓国で活動する日本人コーチに、先日現役引退を表明したイチロー外野手(マリナーズ)について聞いた。

サムスンライオンズの落合英二投手コーチにとってイチローは4つ年下だが、二人は1991年のドラフトで指名されプロ入りした同期生。

「僕は中日にドラフト1位指名されましたけど、中日は(愛知出身の)イチロー選手をいつも獲ってくれたらと思っていました。最後は中日で監督をやってくれれば」と“夢プラン”を話した。

セ・リーグでプレーした落合コーチは、パ・リーグのオリックス所属のイチローとは公式戦での対戦はなし(セ・パ交流戦はイチロー渡米後の2005年から)。落合コーチが最優秀中継ぎ投手賞を獲得した98年の翌年、99年のオールスターゲームにどちらも出場するも両者の対戦はなかった。

また今季からハンファイーグルス入りした田辺徳雄打撃コーチ(前西武監督)はイチローについて「同じリーグ(パ・リーグ)で一緒に戦ったけど、幾度となく外野に飛ばした打球を前で、左右で捕られた。こちらが内野を守っている時はいくつかの打球を内野安打にされたよね」と現役当時を振り返った。

さらに「イチローはプレーと野球に対する考え方、すべての次元が違った。素晴らしい」と7つ下の後輩を絶賛した。

田辺コーチはイチローが一軍に定着しシーズン210安打を放った94年は、遊撃手としてプレーし104試合に出場。規定打席不足も打率3割3分8厘を記録し、チームはリーグ優勝を果たしている。翌95年以降の田辺コーチはショートの他、サードも守り、イチローの打球を処理した。

落合コーチのサムスン、田辺コーチのハンファはともに開幕戦は敗れるも、2戦目で今季初勝利。26日からの3連戦でサムスンはロッテジャイアンツと、ハンファはKIAタイガースといずれも敵地で試合を行う。

※今季のKBOリーグに在籍するNPB出身のコーチは落合、田辺両コーチの他に、KIA・正田耕三コーチ、LGツインズ・芹澤裕二コーチがいる。

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◇3月26日(火)の予告先発

・トゥサン-キウム(18:30/チャムシル)

 フランコフ- チェ ウォンテ

・SK-LG(18:30/インチョン)

 ダイクゾーン- イム チャンギュ

・KIA-ハンファ(18:30/クァンジュ)

 イム ギヨン- キム ジェヨン

・ロッテ-サムスン(18:30/プサン)

 トンプソン- ヘイリー

・NC-KT(18:30/チャンウォン)

 イ ジェハク- イ デウン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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