Yahoo!ニュース

連覇へのモチベーション維持は大変? ワイルドナイツのロビー・ディーンズ答える。【ラグビーのサブスク】

向風見也ラグビーライター
(写真:つのだよしお/アフロ)

 ロビー・ディーンズ。かつてニュージーランドのクルセイダーズを率い、5度のスーパーラグビー制覇を果たした名将だ。

 オーストラリア代表での指揮官を経て、2014年からは日本の埼玉パナソニックワイルドナイツ(現名称)を束ねてきた。旧トップリーグから昨季のリーグワン元年まで計4度の優勝に喜び、今年のリーグワンでも国内タイトル3連覇にかぎりなく近づいていた。

 果たして決勝ではクボタスピアーズ船橋・東京ベイに15―17で敗れるが、シーズンを通して圧倒的な力を示したその足跡は消えない。

「チームとして効果的に動くには、全員がゲーム全体を理解していることが大事。それがラグビーというスポーツの特徴です」

 こう語ったのは、決勝の約1週間前。埼玉県内での練習後に共同取材に応じている。聞き手はその談話を通し、ラグビーについて、団体競技について、組織について、個人について深く考えさせられる。

 特に興味深かったのは、「勝ち続けるなかでどうモチベーションを保つか」といった質問への答えだ。

勝利を逃したいまだからこそ、噛みしめられたい。

 まずは、前述で語られた「ラグビーというスポーツの特徴」について深掘りする。

この記事は有料です。
すぐ人に話したくなるラグビー余話のバックナンバーをお申し込みください。

すぐ人に話したくなるラグビー余話のバックナンバー 2023年5月

税込550(記事2本)

※すでに購入済みの方はログインしてください。

購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。
ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

向風見也の最近の記事