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40歳トンプソン ルーク現役復帰。期待の星への談話にジョーク交える。【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
日本大会の準々決勝敗退後、子どもたちをグラウンドに招き入れる。(写真:ロイター/アフロ)

 ラグビー元日本代表のトンプソン ルークが2月26日、約2年1か月ぶりの公式戦で充実感をのぞかせた。

 日本代表としてワールドカップに4大会連続で出場し、日本大会で8強入りした2019年度で一時は現役を引退。母国ニュージーランドに戻り、鹿の角から漢方を作る農家に転身していた。その暮らしぶりを本人が語ったインタビュー記事は、一時Yahoo! ニュースのトップを飾った。

 ところが今季、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス浦安・東京ベイの一員として電撃復帰。この日は国内リーグワン・ディビジョン1の東芝ブレイブルーパス東京戦に、後半27分から途中出場を果たした。

 22-21で勝利後はオンライン会見に応じ、時に日本語を交えて語った。

 以下、共同会見時の一問一答の一部(編集箇所あり)。

「久々の公式戦です。シャイニングアークスのファミリーとラグビーができたのが楽しかった。満足しています」

――コンディション、試合勘を取り戻すまで。

「この2年間、牧場で動物たちを追いかけまわしていたので、コンディションは万全でした。ニュージーランドでは、色々な動物を追い回しています。家が動物園状態。羊、鹿、牛、鶏。子どもを追い回すのが一番大変な時もあります。

 シャイニングアークスの施設、スタッフの人材、選手も素晴らしい。そのなかで自分のコンディションを調整できたのはよかったです。まだまだピークではないのでもっと上げていかなければいけない。過去の動きを取り戻したいです」

――試合をしてみて。

「調子自体はよく感じました。もちろん動きは向上させなければいけないが、全般的にはよくできた。今後もチームのために勝つ手助けをしたいです」

――相手チームには、日本代表でチームメイトだったリーチ マイケル選手がいました。

「(日本語で)試合に勝った、だからめちゃうれしい! リーチは昔から友達だから、楽しかった。(以下、英語で)ワールドクラスの選手でいつも通りのパフォーマンス。彼は旧友でリスペクトをしていますし、彼との対戦は楽しい」

――ブレイブルーパスには、19歳で代表入りの大器がいます。ディアンズ・ワーナー選手は、トンプソンさんと同じロックのポジションでブレイクしています。

「ワーナーは自分の来日時に生まれていなかった選手です。それは、彼が若いのか私が年寄りなのかわかりませんが。才能がある若い選手。成熟して大きな体格でのプレーに慣れてくると、東芝にとってもジャパンにとっても楽しみな存在になる」

――以前は花園近鉄ライナーズ(現名称)でプレーしていて、大阪に暮らしていました。いまは千葉で生活。いかがですか。

「住みやすい街です。コロナの影響でそこら辺を探索しに行くのは難しく、行動には気をつけていますが、落ち着いたら色んな所に出かけたい。子どもたちはディズニーランドの花火を楽しみにしてます。大阪も恋しいので、機会があれば旧友との交流を楽しみたいです」

――今季を終えてからのプランは。

「私のフォーカスは今季ないしは来週。毎週、毎週と勝つために何をすべきか、それにどう貢献できるかしか考えていない。長期的なことは考えていないです」

 代表戦士として積み上げたキャップ数71。代表戦での最年長出場記録(38歳6カ月)を持つ通称「トモさん」は、40歳になったいまもハードに戦う。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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