パナソニック、充実のスタート。ロビー・ディーンズ監督が語る今後の焦点は。【ラグビー旬な一問一答】

日本代表ウイングの福岡は、プレーへの参加回数とスペースを裂くランで存在感示す。(写真:アフロスポーツ)

 国内最高峰のラグビートップリーグで一昨季まで3連覇したパナソニックは、今季、開幕3連勝をマークしている。

 9月1日、東京・秩父宮ラグビー場で2季前の決勝を戦った東芝に47―10で勝利。序盤に圧力を受け0-10と気圧されたが、飛び出す防御の背後に球を回して前半のうちに逆転した。かつてオーストラリア代表を率いていたロビー・ディーンズ監督が、布巻峻介キャプテンとともに振り返った。

 以下、共同会見中の一問一答の一部(編集箇所あり)。

ディーンズ監督

「きょうの選手の頑張りには誇りに思います。いい1日だったと思います」

布巻

「今週はチームのテーマとしてロケットスタート。東芝さんのプレッシャーもありましたが、自分たちのスキルを使って焦らずに対処できたと思います。きょうは最初、笹倉(康誉)さんがゲームキャプテンとしてチーム引っ張てくれて助かりました(布巻はベンチスタート)」

――前半に東芝から受けたプレッシャーについて。

布巻

「プレッシャーにびっくりしていなかった。東芝とのゲームはいつもこうなりますし、最初はボールをキープして、1歩でも前に出るという気持ちが出ていたので、やっていることができてきたのかなと思いました」

――攻めのバランスが良かった。

ディーンズ監督

「チームとして取り組んできたことが出た。向上してきていると思います。目の前に起きていることへの選択への自信、ボールを動かすべき時に動かしたことへのチームとしての自信が向上しています。両ウイング(山田章仁、福岡堅樹)に決定力があることが、大きな影響を与えていると思います。我々は相手にとって読みづらい攻撃ができている。相手にプレッシャーをかけられていると思います。言葉にすると簡単なように聞こえますが、これをやるためには大変な練習、コミュニケーション、判断力が大事になっていきます」

――ディフェンスについては。

ディーンズ監督

「絶対に止めるという気持ちがあった。チームとして活動できる時間が長く持てているのも、このパフォーマンスに繋がっていたと思います。森谷圭介、松田力也が大きな成長を遂げている」

――開幕節を落とした昨季に比べ、いいスタートを切った。今後はどのようにチームを向上させたいか。

ディーンズ監督

「確かに昨季に比べるとよいスタートが切れていると思います。シーズンの入りでいいマネジメントができている。去年の痛みから得た経験も貢献しているのではと思います。そして、いま、層の厚さができている。先週であれば、怪我、体調不良で試合直前にメンバーを代えなきゃいけなくなりましたが、代わった選手がいい働きをしました。若い選手が出てこなくてはいけない、出てくるだろう。そこが、いい部分だと思います。

 今後シーズンが深まるごとに、身体面のマネジメントが大事になります。しっかりと準備をしないといけない。今週は土曜の試合を終えて金曜の試合に臨むショートウィークでしたが、うまく管理ができたと思います。

 チームのなかでは選手とスタッフ、または選手間のコミュニケーションはこれまでもこれからも大事ですが、それについては布巻が非常にいい仕事をしてくれていると思っています」

――この日マン・オブ・ザ・マッチを受賞した福岡選手への評価。

ロビー

「何と説明したらいいかはわかりませんが、彼はトップクラスの選手だと思いますし、顕著な素晴らしいプレーヤーだと思います。いままでたくさんのトップ選手たちと仕事をしてきましたが、彼はその中でもトップのカテゴリーに入れる。どんな時でも100パーセント全力を出せる。スポットライトの当たらない場所でも常に仕事をしている」

――ロックのサム・ワイクスについては。

ロビー

「彼自身、リーダーをずっとやって来た、日本でプレーしてきたというバックグラウンドがあって、彼の一番大好きなラインアウトでは時間がかからずチームになじんだ。彼を獲得した理由は、彼のラインアウトの能力だった。その意味ではいいパフォーマンスをしていると思います」