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サンウルブズ追加招集・小瀧尚弘、日本代表対スコットランド代表戦では何と?【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
チーム最年長のロック大野均とは、鹿児島実業高校時代に知り合っている。(写真:アフロスポーツ)

国際リーグのスーパーラグビーに日本から初参戦しているサンウルブズは、南アフリカ遠征で残り2試合をおこなう。現地時間7月9日にプレトリアでのブルズ戦、15日にはダーバンでのシャークス戦をそれぞれ控える。

6月下旬から追加招集されたロックの小瀧尚弘は、ブルズ戦で2試合連続での先発出場を果たす。

昨季は帝京大学から東芝入りするや、中居智昭フォワードコーチらの指導でプレーの幅を拡張。身長194センチ、体重110キロの体躯に秘めた背中と腕の力を活かし、相手を締めあげるチョークタックルを繰り出した。そのプレーはチーム内で「小瀧上げ」と名付けられた。国内最高峰のトップリーグで新人賞を獲得し、今年6月は海外勢を含めた日本代表の一員となった。

特に25日、東京・味の素スタジアム。スコットランド代表との2連戦第2試合では16―21と応戦。18日の第1戦時に反省点となったラインアウトを改善し、ぶつかり合いでも収穫と課題を得た。それらを、現在のサンウルブズでのプレーに繋げたいという。

以下、味の素スタジアムでの小瀧の一問一答の一部(※は当方質問)。

――まず、この日のラインアウトの攻防について、伺います。初戦でやや競られていたのに比べ、このゲームではより自軍ボールを確保できるようになりました(※)。

「前回は2回目のムーブで獲られていた(跳ぶ直前までライン上を動き回るも、ボールを確保する瞬間に相手に競られた)。今回はシンプルなサインを使って、(跳躍などの)スピードでキープしよう、と」

――身長2メートル超のリッチー・グレイ選手があまりジャンプできない様子が印象的でした(※)。

「彼をリフター(ジャンパーを支える役)にするようなサインを。彼はメインジャンパーとあって、他の選手に比べてリフトの精度が高くないと見ていました。そこを狙って、彼のすぐ後ろで(ジャパンが飛ぶように)…と」

――改めて、今後の収穫は。

「前に出られている時は、コンタクトでも互角に戦えた。あとは、それを80分続けるか、です」

――課題は。

「足が止まった時間帯に受け(身の)タックルになって…(接点から抜け出せず、相手にペナルティーゴールを献上)。それがなかったら勝っていた試合でした。(正しい)身体の当て方を80分続けられるようなメンタルと体力を作っていきたい。満足できるようなパフォーマンスではない」

――ここから、どんな強化を(※)。

「体力レベルの向上もそうですけど、もっと必要なのは、絶対に相手に勝つというメンタルです。いままでも持っていたつもりでしたけど、まだ足りていないです」

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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