4年に1度あるワールドカップの自国大会を2019年に控えるラグビー日本代表は、6月18日、愛知・豊田スタジアムでスコットランド代表とのテストマッチ（国際間の真剣勝負）をおこない、13―26で敗戦。25日、東京・味の素スタジアムで再戦する。

日本代表は前半8分にハーフ線付近のペナルティーキックからの速攻でトライを決めるなど、持ち味を発揮。相手との体格差に劣るなか、1対1のつば競り合いで伍した。しかし、一時退場処分が重なり13人でプレーする時間もあるなど反則に泣き、球を持ち込んでのミスがかさんだ後半残り25分間は無得点だった。

試合後、スタンドオフとして攻撃を仕切った田村優が取材に応じた。田村は身長181センチ、体重92キロの27歳。この日のゲームやワールドカップイングランド大会の2試合を含め、テストマッチ（国際間の真剣勝負）には37回、出場している。　

以下、一問一答の一部（編集箇所あり。※は当方質問）。

――勝ちきれなかった要因は。

「細かいところです。やっぱり、13人だった（時間に失点した）から」

――フォワード陣がラインアウトで苦戦。呼吸を合わせるには、準備期間（6月4日に始動）が短すぎたか。

「それは言い訳にならない。僕がコントロールできるところでもなく。僕は、いいボールをもらっていいアタックをする準備ができていた。まぁ、フォワードの人は本当に頑張っていました。要所のラインアウトミスがあったとは（本人たちが）言っていましたけど、来週に向けてのポジティブな課題が多く出た。僕は、勝つイメージしかないです」

――試合直後、テレビカメラを前に声を詰まらせていたような。泣いていたのでは…（※）。

「泣いてないっす。ただ疲れてただけです！　でも、悔しいですよね。勝ちたかった」

――この日に向けて。

「新しいメンバーになって、初の本格的な（格上との）テストマッチ。不安は、ありました。だから、この結果だった。でも、この結果を受けてやれるとわかった。来週はもっと…そう思います」

――ぶつかり合い、ほぼ互角でした。大柄な選手に当たり勝てた理由は(※)。

「わからないですね。…負けたくなかったからじゃないですか」