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森保ジャパンの光と影。オールジャパンと、グローバリズムに反する鎖国制の是非。

森田泰史スポーツライター
続投が決まった森保監督(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

これで良かったのか、という考えが頭を擡げている。

日本サッカー協会は、森保一監督の続投を決めた。契約期間は、次のワールドカップが行われる2026年までとなっている。

■支持派と反対派

カタールW杯で、日本代表はクロアチア代表に敗れてベスト16で敗退した。私自身、寄稿させていただいた際、その記事は反響を呼んだ。

はじめに断っておくが、私は「森保反対派」ではない。カタールW杯の前から、代表指揮官をサンドバックのように叩くことに違和感を感じていた。私には、単なるイジメのようにしか映らなかった。

では、「森保支持派」なのかと問われたら、そうでもない。森保監督のサッカーには、すでに限界を感じている。

カタールW杯では、ベスト16という結果を残した。ドイツ、スペインという強豪を撃破しての決勝トーナメント進出は、一定の評価に値するだ。だが、その先が見えない。ベスト8の壁ーーそもそもそんなものが存在するかは甚だ疑問だがーーそこを打破するための真のアプローチというのが、見えてこないのだ。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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