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久保建英のソシエダ移籍は秒読み段階に。レアルが「50%」の保有権を有する意味と将来的な復帰の可能性。

森田泰史スポーツライター
移籍に迫る久保(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

新天地の決定は、秒読み段階に入った。

久保建英が移籍に近づいている。2024年夏までレアル・マドリーと契約を結んでいる久保だが、レアル・ソシエダが強い関心を示しており、その交渉は最後のフェーズに突入したとされている。

プレースキックを担当する久保
プレースキックを担当する久保写真:なかしまだいすけ/アフロ

連日、「久保、久保」で申し訳なく思うが、ご容赦いただきたい。このレアル・ソシエダ移籍をきちんと紐解いておくことが、将来に繋がると考える。契約状況や経緯を詳細にしておけば、次の移籍の際に振り返れる。いつか読み返せるようにと、せっせと筆を執っているところだ。

マジョルカでは苦しみながら1部に残留
マジョルカでは苦しみながら1部に残留写真:なかしまだいすけ/アフロ

さて。肝心の、久保である。

久保とソシエダの契約は2027年夏までになる見込みだ。一方、マドリー側は久保の保有権を50%有するというオペレーションをまとめようとしている。

ソシエダは移籍金600万ユーロ(約8億円)前後を支払い、久保を獲得する。ただ、保有権の50%がマドリー側に残されている。

■マドリー復帰の道筋

ここからは、久保の将来的なマドリー復帰の可能性を考察する。

前述のように、マドリーは久保の保有権を50%キープする。近年、この手法で、フラン・ガルシア(ラージョ・バジェカーノ)、ホルヘ・デ・フルートス(レバンテ)といった選手が放出されている。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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