愛知県名古屋市生まれ。明治大学政治経済学部卒。政策や法制度を中心とした性的マイノリティに関する情報を発信する一般社団法人fair代表理事。ゲイであることをオープンにしながら、HuffPostや現代ビジネス等で多様なジェンダー・セクシュアリティに関する記事を執筆。教育機関や企業、自治体等での研修・講演実績多数。著書に『あいつゲイだって - アウティングはなぜ問題なのか?』(柏書房)、共著『LGBTとハラスメント』(集英社新書)、『子どもを育てられるなんて思わなかった - LGBTQと「伝統的な家族」のこれから』(山川出版社)など
記事一覧
- 「同性愛は依存症」「LGBTの自殺は本人のせい」自民党議連で配布
自民党議員の大多数が参加する議員連盟の会合で「同性愛は精神の障害で依存症」など、性的マイノリティに関する差別的な内容が書かれた冊子が配布。
- 裁判所が判断から逃げ、差別に加担「結婚の自由をすべての人に訴訟」大阪地裁判決の問題点
「結婚の自由をすべての人に訴訟」大阪地裁は、同性婚を認めていない現行法は「違憲ではない」とし、原告の請求を棄却。裁判所は判断から逃げ、差別に加担。判決の問題点について考える。
- トランスジェンダー排除への対応「共に手を取り合うために」立場を超えて18名が議論
5月17日のIDAHOBITに合わせて開催されたオンラインイベント「トランスジェンダー排除にどう対応するか」。大学やメディア、当事者・支援者など様々な立場の18名による議論の内容をレポート。
- 自民党埼玉県議団「LGBTQ条例案」にトランスバッシング殺到か。パブリックコメントを募集中
自民党埼玉県連が「LGBTQ条例案」へのパブリックコメントを募集。しかしSNS上ではトランス嫌悪的なコメントと組織的な条例案反対の呼びかけ。骨子案の内容と、より良い条例整備のためのポイントを解説。
- 「LGBTQ報道ガイドライン」第2版が公開。「注意すべきフレーズ」が新設
「LGBTQ報道ガイドライン - 多様な性のあり方の視点から」第2版が公開。「取材する/される際のチェックリスト」に加え、新たに「注意すべきトピックやフレーズ」が追加。
- 「わかったつもり」に注意。今日から中小企業「SOGIハラ」「アウティング」対策が義務化
「SOGIハラ」「アウティング」とは、中小企業はどう対応すべきか、もし法律を守れなかったらどうなるかなど、『LGBTと労務』著者で社会保険労務士の手島美衣さんが解説。
- ロシア構成国チェチェンの「ゲイ狩り」やブラジルのトランス女性描く映画。世界で起きる暴力にどう抗えるか
ロシア構成国「チェチェン共和国」で起こる「ゲイ狩り」を追ったドキュメンタリー、ブラジルで生きる17歳のトランスジェンダー女性が受ける被害、2つの映画から考える「暴力」への抵抗。
- 婚姻の目的「自然生殖可能性?」同性婚訴訟、国の論理破綻と差別の助長
「結婚の自由をすべての人に」訴訟で明らかにされた、「婚姻の目的は"自然生殖可能性"」「同性カップルは異性カップルと同等の"社会的承認"がないから認めない」という国の主張、いかに論理破綻で差別的かを解説
- 自民党総裁選「LGBT法案」賛否分かれる。党内をまとめられるのか
LGBT法連合会が22日、自民党総裁選の候補者アンケート結果を公表。野田聖子候補、高市早苗候補、河野太郎候補の三名が回答。LGBT法案や同性婚に賛否分かれる。党内をまとめることはできるのか。
- 都合の良い「多様性と調和」東京オリパラが残した負のレガシーを忘れない
5日に全日程を終えた東京オリパラ。特に性的マイノリティに関して、足下で当事者の権利が保障されないまま、都合よく利用され「多様性と調和」という理念の空虚さが際立つものだった。今大会が残したレガシーとは。
- LGBT新法が与野党で協議中、社会の変化「後退」懸念も。今国会提出の方針、注視すべきポイントは
自民党特命委が「LGBT理解増進法」要綱を了承。与野党協議が進んでいる。差別禁止は含まれず、このままの内容では、性的マイノリティをめぐる社会の動きが"後退"する懸念も。注視すべきポイントとは。
- 三重県で明日から"LGBT平等条例"が施行。LGBT差別やアウティング「してはいけない」認識共有へ
三重県で、性的指向や性自認に関する差別の禁止や、アウティングの禁止などを盛り込んだ”LGBT平等条例”が明日、施行される。ポイントと取り残された課題とは。
- 「LGBT平等法、同性婚の法制化を」求める動き活発化。10万筆の署名提出、緊急集会を開催
LGBT平等法の制定を求める団体が、与野党に約10万筆の署名と要望書を提出。さらに同性婚の法制化を求める団体が札幌地裁での違憲判決を受けて緊急院内集会を開催。具体的な法整備を求める動きが活発化。
- 同性婚訴訟、17日に札幌地裁で日本初の判決。予想される判決のポイントは
3月17日に札幌地裁で「結婚の自由をすべての人に」訴訟の判決がくだされる。結婚の平等をめぐる日本で初めての司法判断。改めて訴訟の争点と予想される判決のポイントを弁護士の須田布美子さんに伺った。
- 憲法は同性婚を要請「成立し得る」衆院予算委員会
25日の衆議院予算委員会第3分科会で、衆議院法制局は、同性婚の法制化が憲法によって要請されているといった考えは「十分に成り立ち得る」と、立憲民主党・尾辻かな子議員の質問に対し答弁した。
- 国際人権法の視点「世論が法律を作るのではない」性的マイノリティの人権、国家に求められる責務
25日、菅首相に対し「LGBT平等法」を求める書簡が提出。LGBTに関する法整備はワースト2位と、国際社会から取り残される日本。「本来、日本が国際的にどう見られてもかまわない」国家に求められる責務とは
- 東映アニメ、性的マイノリティの通称使用は「偽名」交渉拒否「子ども向けの作品作ってきた会社がまさか」
東映アニメーションで不当に仕事を外され、労働組合が会社と団体交渉をしようとした所、労組役員が性的マイノリティ当事者で、通称を使用していたことについて会社側が「偽名」だと迫り交渉に応じなかった。
- 「同性婚、菅総理に賛成してほしい」国会で法制化求める集会開催
同性婚の法制化を求める院内集会「第2回マリフォー国会」が開催。新型コロナ対策のため、会場は国会議員や訴訟の原告らの参加に限定しオンラインで配信された。
- 「アウティングは不法行為」しかし遺族の請求は棄却。一橋大学アウティング事件裁判が終結
一橋大学アウティング事件裁判の控訴審判決。裁判所はアウティングは不法行為としつつ遺族側の請求を棄却。事件から5年、「アウティング」への認識が広がる大きなきっかけとなった裁判が終わろうとしている。
- 「君は女ではないと言われているようで...」トランスジェンダー女性教諭が女子トイレを使えない理由とは
トランスジェンダー女性で中学校教諭の近藤香織さん(仮名)現在の学校に赴任する際校長から「トイレは男性用か多目的トイレか」と言われてしまった。なぜ女性用トイレを使うことができないのだろうか。
- 「他者に恋愛的/性的に惹かれない」アロマンティック/アセクシュアル約1700人対象の調査結果が公表
他者に恋愛的/性的に惹かれないーー。アロマンティック/アセクシュアルなどの当事者約1700人対象の調査結果が発表。「誰も自分のことをわかってくれないのでは」など約6割が「生きることに不安」と回答。
- 「LGBT差別など存在しない」今度は埼玉県春日部市議会で差別発言
足立区議の「同性愛広がると足立区が滅びる」発言の撤回から1週間。今度は埼玉県春日部市議会で、井上英治議員が「LGBTへの差別など市内に存在しない」などと発言。政治家の差別発言はいつまで続くのか。
- LGBT法律めぐる状況、日本はOECDワースト2位。「LGBT平等法」求める国際署名が開始
日本で「LGBT平等法」の制定を求める国際署名キャンペーンが始動。文科省で記者会見。LGBTをめぐる法律状況はOECD諸国35ヵ国中34位。東京五輪を契機に、LGBT平等法が求められている。
- 「LGBTばかりになると足立区が滅ぶ」東京・足立区の自民党議員が差別発言
東京都足立区議会で、自民党の白石正輝議員「日本中がLGBTになってしまうと足立区や日本が滅んでしまう」と発言。偏見に基づく差別的な言動に批判が集まっている。
- 日本学術会議がトランスジェンダーに焦点をあてた提言を発表「特例法を廃止し、性別記載変更法の制定を」
内閣府の特別機関「日本学術会議」が、性同一性障害特例法の廃止と性別記載変更法の制定など、トランスジェンダーに焦点をあてた提言を発表。提言の内容をまとめ。