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藤井聡太王将(20)先手番で公式戦22連勝! 王将戦七番勝負第3局で羽生善治挑戦者(52)に勝利

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 1月28日・29日。石川県金沢市・金沢東急ホテルにおいて第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第3局▲藤井聡太王将(20歳)-△羽生善治挑戦者(52歳)戦がおこなわれました。棋譜は公式ページをご覧ください。

 28日9時に始まった対局は29日16時10分に終局。結果は95手で藤井聡太王将の勝ちとなりました。

 七番勝負はこれで藤井2勝、羽生1勝。ここまで3局とも、先手番が勝ったことになります。

 どんな持ち時間の設定でも強い藤井王将。2日制8時間のタイトル戦では通算26勝5敗です。

 藤井王将の今年度成績は41勝8敗(勝率0.837)となりました。

 藤井王将は先手番に限れば25勝1敗。棋聖戦五番勝負第1局(千日手再指し直し局)で1度敗れたのみで、現在は22連勝中です。

 現代将棋界における先手番の連勝記録は、1989年に羽生六段(当時)が達成した28連勝です。

 藤井王将と羽生挑戦者の対戦成績は藤井9勝、羽生2勝となりました。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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