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中村太地七段、A級昇級決めるか? 澤田真吾七段、追いすがるか? 1月12日、B級1組11回戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 1月12日。愛知・名古屋将棋対局場においてB級1組11回戦▲澤田真吾七段(6勝3敗)-△中村太地七段(8勝1敗)戦がおこなわれます。

 A級昇級争いでトップに立つ中村七段。ここで競争相手の澤田七段に勝てば2位以内が確定し、A級昇級、および八段昇段が決まります。

 中村七段は過去に王座のタイトルを獲得するほどの実力者。順位戦でもついに最高のクラスに到達できるでしょうか。

 一方の澤田七段ももちろん、ここで勝てば昇級の可能性が高まります。両者の過去の対戦成績は中村3勝、澤田4勝で、澤田七段がリードしています。

 前期B級2組、両者はともに9勝1敗で昇級しました。

 今期B級1組での順位は、澤田11位、中村12位で、わずか1枚ながらも、澤田七段が上です。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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