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いよいよ始まる夢の対戦! 藤井聡太竜王(20)-羽生善治九段(51)9月23日、日本シリーズ2回戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 9月23日。北海道札幌市・札幌コンベンションセンターにおいて第43回将棋日本シリーズ・JTプロ公式戦2回戦、藤井聡太竜王(20歳)-羽生善治九段(51歳)戦がおこなわれます。

 藤井竜王と羽生九段。将棋史に名を刻む両雄による、ドリームマッチが実現しました。

 将棋界のトップ12人が出場できる本棋戦。藤井竜王は早くも4回目の出場です。ただし、多くの棋戦で驚くべき実績を積み重ねている藤井竜王であっても、こちらではまだ優勝の経験はありません。昨年は決勝で豊島将之九段に敗れました。

 本棋戦の最年少優勝者は1991年の羽生棋王(当時21歳2か月)。もし今回藤井竜王が優勝すれば、その記録を更新することになります。

 羽生九段は33年連続33回目の出場という、途方もない記録を更新中です。その間に、優勝5回、準優勝5回を達成しています。

 羽生九段がもし今回優勝を果たせば、谷川浩司17世名人と並んで本棋戦最多6回目の優勝となります。

 両者はこれまで6回対戦。成績は羽生1勝、藤井5勝です。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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