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アマ将棋界のレジェンド早咲誠和さん(48)棋士編入試験受験資格獲得なるか? 9月4日、朝日杯一次予選

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 9月4日。大阪・関西将棋会館において第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選の対局がおこなわれます。対戦カードは以下の通りです。

【2回戦】

豊川孝弘七段(55歳)-早咲誠和アマ(48歳)

【準決勝】

高崎一生七段(35歳)-上記勝者

 早咲さんは1992年、史上最年少18歳でアマチュア名人戦優勝。以後もコンスタントに活躍を続け、アマ名人5回など、アマ棋界において抜群の実績を積み上げてきました。

 早咲さんは、直近のプロ公式戦で11勝7敗です。

 早咲さんはあと2連勝すると13勝7敗(勝率0.650)となって、棋士編入試験の受験条件を満たします。奨励会在籍経験のない人がもし受験資格を取得すると、史上初の例となります。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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