渡辺明名人「(封じ手前、47手目)▲4五歩のところは、ちょっと攻めさせられちゃった感じかな、と思ったんで。その前▲6六銀と(守りの銀を中段に)出てった以上、行かないとしょうがないかな、とは思ったんですけど。(48手目、斎藤八段の封じ手は△4五同桂、予想していた?)△同桂か△同歩か、五分五分ぐらいで考えてたんで。両方考えてはいました。(56手目)△5三銀引かれて、ちょっとあまり右辺からいけなかったんで。ただ▲6五銀(右)・・・。そうですね、なんかもうちょっと長い将棋にはしようかなと思ったんですけど。あまり成算はなかったですね。(そのあとは攻め合いになった)ちょっときわどい変化が多いので。まあ、わかってはいなかったです。(73手目)▲7一角打ったあたりは少しいいかな、とは思っていたんですけど。まあただやっぱり、ちょっとわからないところもあったので。(最終盤の87手目、▲5二銀に37分考えた)ちょっと予定ではない手順だったので、本譜は。なんかそのあたり、詰む、詰まないを考えてた時間で。いろんな手を考えたんですけど、ちょっとどれもあんまり成算がなかったんで。(93手目)▲6五玉逃げてって、ちょっと残してるかな、とは思ってたんですけど。(本局に勝ち七番勝負4勝1敗で防衛達成)やっぱり長い戦いだったので。終わってほっとしているところです。(3局目には逆転負けもあった)はい、いろいろあったんですけど。やっぱり目の前の一局に向かってやっていこうかなっていう。やっぱり長丁場なんで、あまり先のことは考えないでやろうかな、っていう感じではやっていました。(本局は先手番なので決めたいと思った?)ひとつ落とすと当然苦しくなっていくので。あまり、なんか余裕はなかったですね。(これで名人戦3連覇)やはり(持ち時間)9時間の長丁場なので。毎回、大変な番勝負になるとは思ってやってますけど。その中で結果が出せたのはよかったと思います。(永世名人も近づいてきた)それは・・・。そうですね、前日のインタビューでも答えましたけど、まったく考えてないです(笑)」