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「内容的には課題が多い」「次の対局で反省を活かせるように」王将戦第3局勝利、藤井聡太挑戦者コメント

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

藤井聡太挑戦者「(一局の将棋を振り返って)ちょっと封じ手(62手目△5六歩)のあたりは失敗したのかなと思っていて。そのあとそうですね、ちょっと、どう勝負していくかという局面が続いたかなと思います。終盤も少し足りない感じで指してはいたんですけど。最後、飛車を取った手(119手目▲8一金)がきわどく詰めろで入ったので。そのあたりで好転したかなと思いました。(1日目の進行は?)うーん、ちょっとそうですね。なんか(39手目)▲5八金から(45手目)▲5六歩としたあたり、かえってなんか、本譜はキズになってしまったので。ちょっとそうですね。そのあたりの手の組み合わせが、よくなかったかなと思います。(2日目午後は攻めが細いのが懸念材料だった?)そうですね。(76手目)△4二桂と催促されて、本譜、攻めていったんですけど、進んでみるとちょっと足りないのかなという感触ではありました。(これで七番勝負は3連勝)内容的にはやっぱり課題が多いかなと思うので、次の対局でそういう反省を活かせるようにしたいと思います」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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