11月24日。東京・将棋会館において▲羽生善治九段(51歳)-△糸谷哲郎八段(33歳)戦がおこなわれました。

 羽生九段先手で10時、対局開始。後手番の糸谷八段の趣向で、定跡形からはずれた相居飛車の戦いとなりました。羽生九段はいわゆる雁木、糸谷八段は金矢倉の構えです。

 羽生九段は自玉の上部から積極的に動いていきます。互いに角を打ち込む中盤戦。羽生九段は盤の左右で動いて、次第にリードを奪っていきました。

 羽生九段は終盤、着実に差を広げ、糸谷玉を受けなしに追い込みます。対して羽生玉に詰みはありません。

 糸谷八段は最後、羽生玉に王手をかけ、正確に受けられたところで投了しました。

 終局時刻は16時58分。総手数は103手。最終戦全3局の中で最も早い終局となりました。

 過去王将位12期の実績を誇るレジェンド・羽生九段は今期4勝2敗でリーグ終了。来期リーグの順位は2位か3位となります。(追記:永瀬拓矢王座が藤井聡太竜王に勝ったので、永瀬王座2位、羽生九段3位となりました)

 糸谷八段は0勝6敗。糸谷八段ほどの強豪が全敗を喫してしまうというあたり、王将リーグがいかに厳しい場であるかがうかがいしれます。

 羽生九段と糸谷八段は先日、A級順位戦でも対局。そちらでは糸谷八段が勝ちました。

 A級は糸谷八段3勝2敗、羽生九段1勝4敗。言うまでもなく、そちらもまた厳しいリーグです。