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藤井聡太二冠(19)2連勝で挑戦か? 永瀬拓矢王座(28)追いつくか? 8月30日、竜王戦挑決第2局

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 8月30日。東京・将棋会館において第34期竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局▲藤井聡太二冠(2組優勝)-△永瀬拓矢王座(1組優勝)戦がおこなわれます。棋譜は公式ページをご覧ください。

 持ち時間は各5時間。対局開始は10時。昼食、夕食休憩をはさんで、通例では夜に終局となります。

 8月12日におこなわれた第1局は先手番の永瀬王座が意表の三間飛車を採用。最後は藤井二冠が184手の大熱戦を制しました。

 第2局は藤井二冠が先手番。藤井二冠は勝てば2連勝で豊島将之竜王(31歳)への挑戦権を獲得します。

 永瀬王座が勝てば両者1勝1敗となり、9月9日に第3局がおこなわれます。

 両者の過去の対戦成績は永瀬1勝、藤井5勝です。

 藤井二冠の今年度成績は23勝5敗(勝率0.821)です。

 8月25日には王位戦第5局に勝利。4勝1敗で豊島竜王の挑戦をしりぞけて、王位初防衛を果たしました。

 永瀬王座の今年度成績は11勝6敗(勝率0.647)です。

 永瀬王座は本局が終わると休む間もなく、翌日8月31日には仙台へ移動。9月1日、王座戦五番勝負で木村一基九段(48歳)と対戦します。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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