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「すっぽん入りのきしめんは初めて」「おいしくいただきました」藤井聡太挑戦者(19)終局後インタビュー

松本博文将棋ライター
(提供:shiori/イメージマート)

藤井聡太挑戦者「角換わりの定跡形から、中盤、かなり手が広くて難しい展開になったんですけど。本譜は後手の攻めを緩和することができたんですけど、少し駒を使ってしまって、なんかあまりうまくいっていないのかな、というふうに思っていました。そのあとも攻め合いで、かなりこちらの玉も攻め込まれたんですけど、そこでなんとかしのぐことができたのかな、という気がします。▲8四角から▲6六桂と打って、一応、自玉が手厚くなるかと思って指していたんですけど。ただ、進んでみるとこちらの駒が伸び切ってしまっているような感じもしました。(昼食はすっぽん仕立てのスープにきしめんの「ぽんきし」を頼んでいたが)きしめんは名古屋めしの一つですけど、おそらくすっぽん入りというのは初めてで。すっぽん自体、なんか初めて食べたような気がするんですけど、とてもおいしくいただきました。(五番勝負で2勝目をあげ、叡王位獲得まであと1勝となったが)まあ次、第4局、獲得がかかるということになりますけど、そのことは自分が意識することではないかな、と思うので、また次局もこれまで通りの気持ちで臨めればというふうに思っています」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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