7月28日。東京・将棋会館において第34期竜王戦、本戦準決勝▲永瀬拓矢王座(28歳)-△梶浦宏孝七段(26歳)戦が始まりました。棋譜は公式ページをご覧ください。

 先手番を得た永瀬王座は角換わりから早繰り銀の作戦を採用しました。

 対して梶浦七段は守りの銀を四段目に上がり、相手の動きに備えます。

 持ち時間は各5時間。昼食、夕食の休憩をはさんで、通例では夜に終局となります。

 永瀬王座は最高クラス1組で、今期堂々の優勝を果たしました。

 1組優勝者は本戦では一番高い位置、ベスト4からの出場となります。

 4組優勝の梶浦七段は青嶋未来六段(5組優勝)、佐藤天彦九段(1組5位)、羽生善治九段(1組4位)を破り、快進撃を見せています。

 梶浦七段は4組優勝での本戦出場です。

 1組からは毎期、5人が本戦に参加します。1組の層は手厚く、本戦が進んでみると出場5人がそのまま残った、という例もあります。

 しかし今期はここまで久保利明九段(2位)、山崎隆之八段(3位)、羽生善治九段(4位)、佐藤天彦九段(5位)の4人が敗れています。

 最後に残る1組優勝者・永瀬王座が高い壁となるのか。それとも梶浦七段の「竜王戦ドリーム」は続いていくのか。

 梶浦七段は羽生九段に勝って準決勝進出を決めたあと、永瀬王座との対戦について、次のように語っていました。

「奨励会に入る前ぐらいからすごいお世話になってて。将棋もたくさん教えていただいた先生ですので。こういった大舞台で対局ができるので、全力でがんばりたいと思います」

 両者の過去の対戦成績は1勝1敗です。

 準決勝のもう1局、藤井聡太二冠(2組優勝)-八代弥七段(2組2位)戦は8月6日におこなわれます。