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黄金世代のライバル、165回目の対決! 羽生善治九段(50)佐藤康光九段(51)6月8日、A級1回戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 6月8日、東京・将棋会館においてA級順位戦1回戦▲佐藤康光九段(51歳)-△羽生善治九段(50歳)戦がおこなわれます。

 A級以上在籍期数は、羽生九段は29期。佐藤九段は25期。いずれも大変な記録です。

 過去の対戦成績は、羽生九段109勝、佐藤55勝。

 両者にとっては今回が165回目の対戦となります。

 直近の両者の対戦は、前期A級5回戦。羽生九段が大逆転勝ちを収めました。

 羽生九段の今期成績は3勝3敗。先日の王位戦挑戦者決定戦では、惜しくも敗れています。

 敗れたとはいえ、挑決まで勝ち進むこと自体、現在もトップクラスの実力をキープしている証明でしょう。

 羽生九段は先日放映されたABEMAトーナメントでもチームリーダーとして、素晴らしい活躍を見せていました。

 佐藤九段は今年度3勝1敗。将棋連盟会長の激務をこなしながら、王座戦ではベスト4にまで残っています。

 五十代になってなお、A級の地位を保つ羽生九段と佐藤九段。今回はどのような対局となるのでしょうか。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)、『など。

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