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藤井聡太棋聖への挑戦権獲得まであと2勝 4月21日、棋聖戦準決勝・永瀬拓矢王座-中村太地七段戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 4月21日。東京・将棋会館において第92期ヒューリック杯棋聖戦準決勝・永瀬拓矢王座(28歳)-中村太地七段(32歳)戦がおこなわれます。

 両者は過去に6局戦い、中村3勝、永瀬3勝。拮抗した成績が残されています。

 本棋戦、中村七段は2012年に挑戦権を獲得しています。

 また永瀬王座は2016年に挑戦権を獲得しています。

 中村現七段、永瀬現王座ともに五番勝負では絶対王者・羽生善治棋聖(当時)の厚い壁の前にはばまれています。

 永瀬王座は昨年、挑戦者決定戦に進出。そこで藤井聡太七段(当時)と対戦し、激闘の末に敗れました。

 本局の勝者は今期挑戦者決定戦に進出。前棋聖・渡辺明名人(36歳)と対戦します。

 今期五番勝負に名乗りをあげ、藤井聡太棋聖(18歳)に挑戦するのは、はたして誰でしょうか。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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