12月18日。東京・将棋会館において第46期棋王戦挑戦者決定戦二番勝負第１局、広瀬章人八段（33歳）－糸谷哲郎八段（32歳）戦がおこなわれます。

　勝者組決勝では広瀬八段が糸谷八段を降しました。

　糸谷八段は敗者復活戦から勝ち上がっています。

　渡辺明棋王（36歳）への挑戦権を獲得できるのは、広瀬八段、糸谷八段のいずれかとなりました。

　広瀬八段はあと１勝で挑戦権獲得です。

　一方、敗者復活で生き残った糸谷八段は２連勝が必要となります。

　両者の過去の対戦成績は広瀬10勝、糸谷３勝です。

　広瀬八段は竜王１期、王位１期。糸谷八段は竜王１期。どちらも過去にタイトル獲得の実績があります。

　広瀬八段は2018年度（19年２月ー３月）棋王戦五番勝負で渡辺棋王に挑戦。１勝３敗で敗退しています。

　また広瀬八段は2019年度、王将戦七番勝負で渡辺王将に挑戦。こちらは３勝４敗での敗退となりました。

　糸谷八段はまだ棋王戦五番勝負への登場はありません。渡辺棋王とは2015年、竜王戦七番勝負で竜王の立場として戦っています。