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C級1組順位戦7連勝中の藤井聡太七段(17)1月16日に8回戦で小林裕士七段(43)と対戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 1月16日。関西将棋会館においてC級1組8回戦▲藤井聡太七段(7勝0敗)-△小林裕士七段(2勝5敗)戦がおこなわれます。

 藤井七段は残る3戦のうち、2勝すれば他者の成績に関わらず昇級が決まります。

 藤井七段の2019年度成績は34勝10敗。記録部門の各ランキングで、トップに近い成績を収めています。年末には斎藤慎太郎七段に勝ち、王位リーグ入りを決めました。

 小林七段は2001年度以来C級1組に在籍。勝ち越し以上の成績が多い安定した実力者です。今期順位戦はここまで2勝5敗、年度成績は8勝13敗とやや不調ですが、年明けの1月7日には竜王戦2組ランキング戦で中村太地七段を破っています。

 藤井七段と小林七段は過去に3回対戦し、ここまで藤井七段の3連勝となっています。

 8回戦の他の対局は14日におこなわれ、1敗勢4人のうち佐々木勇気七段、及川拓馬六段、石井健太郎五段の3人が勝利。7勝1敗の成績で、昇級をうかがっています。

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 14日、藤井七段は竜王戦4組優勝者として、就位式に出席していました。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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