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ノート(162) 「塀の中」も金次第 マークシートで月に一度のショッピング

前田恒彦元特捜部主任検事
(写真:アフロ)

~確定編(13)

受刑40/384日目

マークシートで買い物

 暦は5月から6月に入ったが、刑務所では、あらかじめ許可されている日用品のリストの中から希望するものを選び、毎月1日付けで購入を願い出ることができる。

 前の月の下旬にマークシート式になっている願箋(がんせん)を受け取り、リストの該当番号や希望点数、自らの称呼番号などをマークして提出すれば、刑務所預かりとなっている領置金や作業報奨金から代金分が差し引かれ、その月の下旬に現物を受け取る仕組みだ。

 これには、受刑者のランク上昇に伴って購入可能となるものと、懲罰中の者などを除き全員が購入できるものとがある。まず前者は、次のようなものだった。

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元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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