ノート(124) 最高検や高検に「特捜係検事」を置くという検察改革について思ったこと
~整理編(34)
勾留129日目
2か月ぶりの散髪
この日は、面接室で11月30日以来の散髪が行われた。2か月に1度というのが法令で定められたルールであり、きっちりと守られているわけだ。
前回の散髪では丸刈りの中でも「標準」ということで2分刈りにしたが、今回は一番短い5厘刈りをお願いした。男性受刑者がバリカンを使って刈ってくれるので、仕上がりまであっという間だった。
手で触れると2分刈りよりも遥かに地肌に近く、夏場は快適だろうが、冬場は相当厳しいだろうと思われた。
特捜係検事、大変では
この日、差し入れられた週刊誌の記事の中に、最高検が示した検察改革に関する論評があった。最高検や高検に「特捜係検事」を置き、証拠関係をチェックするという改革について、むしろ捜査を行う現場の責任をあいまいにさせるのではないかと、批判的な意見が述べられていた。
何も制度を変えないよりはマシだが、そもそも膨大な供述調書や捜査報告書、証拠物を有機的に検討できるはずがないだろう。
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