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マスク着用時も一瞬でiPhoneロック解除 新OSで、アップルはスマホ販売で4年ぶり首位奪取

小久保重信ニューズフロントLLPパートナー
(写真:アフロ)

 今日、筆者が注目した海外発の最新テクノロジーニュース3本をダイジェストで

[1]マスク着用時も一瞬で「iPhone」ロック解除、iOS 14.5とApple Watchで

 米アップルがまもなく配信する予定の最新OSをインストールすれば、マスク着用時でも「Face ID」を使ってiPhoneのロックを解除できるようになると、米CNBCが2月22日に報じた。

 ただし、腕時計型端末「Apple Watch」があることが条件。Apple Watchを腕に装着し、パスコードでアンロックしておく必要がある。Apple Watchでパソコン「Mac」のロックを解除するのと同様の使い勝手だという。

 CNBCは今春リリースされる最新OS「iOS 14.5」のベータ版を試した。操作はいつものようにiPhoneの画面下部から上にスワイプするだけ。するとApple Watchが小さな音を鳴らし、解除されたことを知らせる。

 かかる時間はマスクなしの時と同じく「一瞬」という。シャツで顔を覆い、目と額だけを出した場合も解除できた。顔全体を覆ったり、iPhoneの正面に顔がなかったりする場合は解除できないと報じている。

[2]iPhone、世界スマホ販売で4年ぶり首位奪取 20年Q4

 米調査会社のガートナーが2月22日に公表したレポートによると、2020年10〜12月期における米アップルの世界スマートフォン販売台数は前年同期比14.9%増の7994万2700台だった。

 世界スマートフォンメーカー上位5社の同四半期における販売台数ランキングは上位から、アップル、韓国サムスン電子、中国・小米(シャオミ)、中国OPPO(オッポ)、中国・華為技術(ファーウェイ)の順。

 アップルはサムスンを抜き、4年ぶりに首位の座に返り咲いた。アップルは「iPhone 12」シリーズを20年10月23日から順次発売した。前年と比べて1カ月以上遅い発売だった。だが、5G対応や新デザインを採用したことなどが奏功したようだ。

 20年の年間販売台数は1位から、サムスン、アップル、ファーウェイ、シャオミ、オッポの順。サムスンは首位を維持したものの、前年から14.6%減少した。

 一方アップルは同3.3%増となり、ファーウェイを抜き2位に浮上した。年間販売台数の上位5社で台数が伸びたのはアップルとシャオミだけだった。

 このうちファーウェイは同24.1%減と大きく落ち込んだ。米グーグル製アプリの搭載を禁止されたことが致命的な打撃となったとガートナーは報告している。

[3]グーグルが米国で政治広告の掲載を再開

 米グーグルが米国で政治広告の掲載を再開すると、ロイター米CNBCが2月22日に報じた。

 2021年1月6日に起きたトランプ前大統領支持者らによる連邦議会乱入事件を受け、政治関連広告の掲載を停止していた。2月24日に再開するという。

 広報担当者は「引き続き厳格な広告ポリシーを適用していく。選挙や民主的プロセスへの信頼を著しく損なうような誤情報を厳しく禁じる」と述べている。

 米フェイスブックも選挙や政治に関する広告の掲載を停止している。同社は昨年の米大統領選挙投票日前から、混乱や悪用を防ぐためとし、関連広告を停止した。

 21年1月5日に行われた米議会上院選決選投票の際、一時的に制限を解除したものの、全面解除の予定は明らかにしていないという。

ニューズフロントLLPパートナー

同時通訳者・翻訳者を経て1998年に日経BP社のウェブサイトで海外IT記事を執筆。2000年に株式会社ニューズフロント(現ニューズフロントLLP)を共同設立し、海外ニュース速報事業を統括。現在は同LLPパートナーとして活動し、日経クロステックの「US NEWSの裏を読む」やJBpress『IT最前線』で解説記事執筆中。連載にダイヤモンド社DCS『月刊アマゾン』もある。19〜20年には日経ビジネス電子版「シリコンバレー支局ダイジェスト」を担当。22年後半から、日経テックフォーサイトで学術機関の研究成果記事を担当。書籍は『ITビッグ4の描く未来』(日経BP社刊)など。

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