井岡一翔へ最強挑戦者シントロン「最高のコンディションで井岡を倒す」

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12月31日東京・大田区総合体育館でWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(30=Reason大貴)が、

指名挑戦者で同級1位のジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)を迎えて初防衛戦を行う。

初世界戦に向けて海外で調整するシントロンに話を聞いた。

ジェイビエール・シントロン

シントロンは、今年の5月WBO世界S・フライ級挑戦者決定戦で、元WBAフライ級暫定王者の江藤光喜(31=白井・具志堅)と対戦。

試合では1RKO負けしたが、のちに偶然のバッティングが確認され無効試合となった。

その後の再戦では、3-0の判定で勝利し今回の挑戦権を得た。

これまでのプロ戦績は12戦全勝5KO。

アマチュア時代には、ロンドン・リオ五輪2大会連続で五輪代表になったエリートだ。

現在はプエルトリコを拠点にトレーニングを積んでいる。

トレーナーは元2階級王者のイバン・カルデロン。世界チャンピオンから直接指導を受けている。

井岡戦に向けて、朝7時からビーチで10kmのロードワーク。

12時からジムワークでシャドー、ミット打ち、サンドバック、縄跳びなど。

様々なトレーニングを取り入れ、フィジカル強化を行っているようだ。

一番重視しているのは「スタミナ強化」だと話していた。世界戦で12ラウンドを戦い抜くための体力をつけている。

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プールトレーニング

スタミナ強化の一環としてプールトレーニングを取り入れている。

効果について「メンタル面でもフィジカル面でもとても助けになる。コンディションを調整したり、

筋力強化などのフィジカル面、酸素をうまく取り入れること(=肺活量を上げる)など、あらゆる面で助けになる」と話していた。

自身に様々な刺激を与え、試合で戦い抜くためのスタミナや精神力を養っているようだ。

試合までの調整については「ボクシングやランニングなど、すべてを組み合わせてやっている。メンタル面など、

多くのことを組み合わせてね。今のフィジカルコンディションは完璧。最高のコンディションで試合に臨んで井岡を倒す」

と自信を見せた。

井岡対策について

シントロンは身長168cmの技巧派サウスポーで、左ストレートが得意なアウトボクサーだ。

長いリーチに加え、アマチュア仕込みの高いテクニックを持つ。懐も深くやりづらい相手だ。

井岡対策については「私との試合では他の戦術でやってくる。だから分析しない」

と話していた。細かい作戦はセコンド陣に任せるようだ。

自分のスタイルについて「私はインテリジェンスのあるボクサーだ」と話し、

「相手がどんなプランで戦いを挑んでくるかによって、プランを作っていく。1つのプランだけで戦うのではなく、多くの戦術でやっていく」

井岡の出方次第で臨機応変に戦うようだ。

江藤との試合では、鉄壁のガードとフットワークで相手の強打を空回りさせていた。

スピードがありキレのあるパンチを打つので、一度ペースを握られると取り返すのが難しいだろう。

世界チャンピオンに向けて

今回の世界戦については「チャンピオンになるために、ここで厳しいトレーニングをしている。小さい頃からの夢が叶う時が来たんだ」

とモチベーションも高い。

また、試合への意気込みとして「プエルトリコに新しい世界チャンピオンが生まれるように全力で戦うつもりだ。プエルトリコはチャンピオンが少ない国だ。でも、ボクシングの新しい時代が生まれる」と夢を語った。

プエルトリコは、過去にフェリックス・トリニダードやミゲール・コットなど世界で代表されるボクサーを数多く輩出してきた。

しかし、現在世界チャンピオンは少ない。だからこそ、2大会連続でオリンピックに出場したシントロンへの期待も大きい。

最後に「プエルトリコのために歴史を作りたい。1つの階級だけでなく、複数階級で世界チャンピオンになりたい。必ず達成する」と今後の展望を話した。

ランキング一位の危険な挑戦者相手に、井岡がどのようなボクシングを展開するのか。

試合は、12/31(火)18時からTBS系列で生中継される。

今年最後の締めくくりとなる、熱戦に期待したい。

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