12月半ば以降、強い寒気の影響で全国的に気温の低い状態が続いている。この先1か月も強い冬型・寒気が予想され、晴れる関東などでも厳しい寒さが続く見通し。東京で最も寒くなる日は?それにはある理由があった。

この冬、東京の冬日は10日

 先月(12月)半ば以降、度重なる強い寒気の影響で、全国的に平年を下回る気温が続いています。東京では日最低気温が氷点下となる冬日(ふゆび)はこの冬10日(1月15日まで)を数え、雪が降った翌日(7日)は氷点下3.5度まで下がりました。

 1月20日は一年で最も寒い頃とされる大寒です。東京もその頃が一番寒いのでしょうか。1991年~2020年までの30年間、年最低気温を記録した日を調べてみると、平均して1月24日でした。1月下旬はこよみ通りに寒さが厳しいことがわかります。

巨大都市ならではの影響も

 さらに、この話を膨らまして考えてみました。東京は世界で有数の巨大都市(メガシティ)です。人の流れなどの経済活動が気候に影響している可能性はあるのでしょうか。

 上記の30年間で、年最低気温を記録した日が何曜日だったのか、調べてグラフにしたのがこの図です。

【東京」年最低気温を記録した日を曜日別にグラフにしたもの(1991年~2020年)筆者作成
【東京」年最低気温を記録した日を曜日別にグラフにしたもの(1991年~2020年)筆者作成

 なお、2012年や2019年のように同じ最低気温の日が複数ある年もあります。調べたのは30年ですが、上図の数字をすべて足すと38日です。

 年最低気温を記録した曜日で最も多かったのは日曜日、最も少なかったのは水曜日です。この曜日による違いはたまたまそうなっただけなのか、χ2乗検定をすると、信頼度水準90%で統計的に有意となりました。金曜日も多いのが気になりますが、都心の経済活動が弱まる日曜日は寒くなりやすいと推測しました。

この寒さはいつまで続くのでしょう?

 最新の1か月予報によると、この先も日本列島は冷たい空気に覆われやすく、気温は低くなる見通しです。また、天気図も等圧線が縦に並ぶ「冬型」が予想されています。

【1か月予報】地上気圧と上空約1500メートルの気温を予想した図(1か月予報資料より)
【1か月予報】地上気圧と上空約1500メートルの気温を予想した図(1か月予報資料より)

 16日(日)の東京の予想最低気温は0度です。そのほか、名古屋市で氷点下1度、長野市で氷点下8度など全国の半数で氷点下の冷え込みとなる見通しです。

【参考資料】

気象庁:向こう1か月の天候の見通し(1月15日~2月14日)、2022年1月13日