「+」から始まる国際電話詐欺に負けないメンタルの作り方

出典:いらすとや

KNNポール神田です。

□最近急増している国際電話を使った詐欺を知っていますか? 現在「+675」や「+887」など、身に覚えのない国際番号からの着信による被害が多発しています。大手キャリア3社は、海外からの着信に応答すると高額な通話料が発生する可能性があるとして、折り返しの電話をしないよう注意を呼び掛けています。

出典:「+」から始まる着信に注意!国際電話詐欺が急増中!

■今や、電話番号はバラエティに富んでいてとても記憶しきれない

かつての固定電話時代ならば、地域の市外局番の『03』や『06』でどこからの電話番号が携帯電話にも表示された。そして携帯同士の通話時代となり、『090』や『080』や『070』が増えてきており、IP電話である『050』のナンバーも増えている。フリーダイヤルの『0120』は無料でかけられるが、ナビダイヤルの『0570』などはかけた側が費用を負担する。

そんな時代に『597』『243』『235』『241』などの電話がかかってきても、あまり不思議に思われない…。ついつい、着信があったので、掛け直してしまう人が、国際電話などにかけてしまい被害にあってしまう…。

□案内された国番号は、「+597」がスリナム、「+243」がコンゴ、「+235」がチャド、「+241」がガボン。ソフトバンクによれば、ここ数日、海外からの不審な着信が増えているという。

□もしそうした海外からの着信に折り返しの電話をかけると、普段の通話よりも割高な国際通話料がかかる。また過去、他社の案内のなかには「不審な国際電話に折り返すと、電話番号が収集され、(ユーザーをだまそうとする)フィッシングSMSが届く事例も確認されている」というケースもあった。

出典:「海外からの怪しい電話にご注意を」、ソフトバンクが呼びかけ

そう、見知らぬ番号に『コールバック(掛け直し)』してしまうと、わざわざ、『私はカモです!』と犯罪者にお知らせしているようなものともいえる。ホイホイと電話をかけなおしてくれるので、SMSなどで、詐欺のサイトを送りつけられいろんなトラップをしかけるリストに加えられてしまい、犯罪に巻き込まれるリスクを自分で増やしてしまうのだ。

■見知らぬ番号の着信はひとまず無視する

まずは、見知らぬ番号からの電話は、ひとまず無視をすることをオススメしたい。

確かにどこの誰からの電話かわからないので気になるだろう…。しかし、相手にとって重要な要件であれば、最低2回くらいはかかってくるのではないだろうか? 

知らない電話を取ることによって、自分の予定している時間帯に割り込みの事案が発生することはよくある。しかも、それがなんらかの悪意のある電話であればさらに電話に出ることによってのリスクが高まる。

昨今、知らない電話番号から電話がかかってきたので、取らなかったという選択肢はまかりとおると思われる。

たしかに…知らない電話に出ることによって、何らかのチャンスはあるかもしれないが、SMSもあるので、いきなり電話をかける前に個人宛には他の方法でアクセスしてみてはどうだろうか?

電話は相手の時間を奪うだけでなく、相手の作業を中断させ、集中を阻害しているのだ。

■折り返すならば『電話帳ナビ』などの口コミサイトで調べてみる

悪質な電話番号だった場合、電話番号の口コミサイト『電話帳ナビ』などに掲載されていることがある。

折返しの電話をする前に、一度、相手の電話番号を口コミサイトで確認するくらいのセキュリティの意識はあっても損はしない。いや、むしろこれからはそれくらい用心深くならないといけない。特に、年配者やITが苦手と思われる方ほど、慎重になるべきだろう。

■知らない電話番号がかかってきても、自分からは絶対に『名乗らない』というメンタル

知らない電話番号に出る場合は、リスクがあることを承知した上で出る必要がある。

最低でも、かかってきた電話に対して、自分で、自分の名前を名乗る必要はどこにもない。相手が誰で何の要件でかけてきているのかがわからないのに、名乗る必要はどこにもない。

まず、電話にでて、『はい。もしもし。』のみです。

相手が自分の名前を確認してきたら、すかさずに質問攻めにする。

失礼ですが、どちらさまですか?

どちらへおかけでしょうか?

ご用件は、なんでしょうか?

時間がないので失礼いたします

大体、この4つのワードで電話の対応はできてしまう。しかしながら、その電話対応の1分で、やっていた作業のリズムの取り戻しに5分以上かかる場合があるので、知らない電話番号は、よほどの余裕がある時にしか取らないというメンタルは必要だ。

最近では宅配便の人が、在宅確認のために電話してくることもあるけど、実は、音声認識でSMSなどを使ったほうが、てっとり早くてコストもかからないのではないかと思う。

親しい人であれば、コストの発生する『電話』よりも、『メッセンジャー』や『LINE』の『オーディオ』で事足りるので、『電話』を掛けられることそのものが、時代遅れ感が満載な気がする。

一番、遅れている業界がテレビなどのメディア業界だ。 突然電話をかけてきて、根堀り葉掘り、まだ企画段階のことを質問する。

フワちゃんのように、何でもググればわかるはずのことまで、一から聞いて、納得するまで教えてもらう。

ググるよりも、専門家に電話する…。しかし、そんな状況にも応じてくれる専門家がいる間だけのような気がする。まずは、自分で調べてから電話をする必要がある。

1961年神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の編集とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を兼任後、ソーシャルメディア全般の事業計画立案、コンサルティング、教育、講演、執筆、政治、ライブストリーム、活動などをおこなう。メディア出演、コンサル、取材、執筆依頼 などは 070 5589 3604 まで

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