内閣サイバーセキュリティセンターの無料で学べるセキュリティ しかしダウンロードでのPDFで3段組…

出典:内閣サイバーセキュリティセンター

KNNポール神田です。

□黄色の本で基本を学ぶ「インターネットの安全・安心ハンドブック」(内閣サイバーセキュリティセンター)内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)による「インターネットの安全・安心ハンドブック」です。黄色い表紙の本で、2019年3月に第四版を重ねた由緒ある一冊です。

□カバーする範囲は“ITセキュリティ全般”で、サイバー攻撃が仕掛けられる理由をはじめ、狙われるID/パスワードをどう管理するか、スマートフォンやPCを守るためにわれわれは何ができるか、とても丁寧に解説されています。

出典:「セキュリティの基礎は無料で学べる」 ワンクリックで”リテラシー”高める無料教本

■PDF、電子書籍、アプリにいたるまで多彩なデジタルフォーマット

『インターネットの安心・安全ハンドブック』 出典:内閣サイバーセキュリティセンター
『インターネットの安心・安全ハンドブック』 出典:内閣サイバーセキュリティセンター

セキュリティに関する、無料のガイドブックを探している人には、一読を勧めたいのが、この内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)による『インターネットの安全・安心ハンドブック』だ。しかし、気軽に勧めるにはかなり分量がありすぎる…。PDFでダウンロードすると166ページもあるからだ。しかし、電子書籍として読む方法もあり、アプリも用意されている。

PDFでダウンロードできる 出典:内閣サイバーセキュリティセンター
PDFでダウンロードできる 出典:内閣サイバーセキュリティセンター

『インターネットの安全・安心ハンドブック』

https://www.nisc.go.jp/security-site/handbook/index.html

□電子書籍

各プラットフォームからダウンロードが可能

無償でダウンロードできる『電子書籍』版 出典:内閣サイバーセキュリティセンター
無償でダウンロードできる『電子書籍』版 出典:内閣サイバーセキュリティセンター

amazon

https://www.amazon.co.jp/インターネットの安全・安心ハンドブック-内閣サイバーセキュリティセンター-ebook/dp/B07MVB323L/

□アプリ

iOS版

https://itunes.apple.com/jp/app/id1371971788

android版

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.go.nisc.handbook

■スマートフォンで利用した場合を想定してほしい…

スマートフォンで閲覧した場合のレイアウト 出典:内閣サイバーセキュリティセンター
スマートフォンで閲覧した場合のレイアウト 出典:内閣サイバーセキュリティセンター

現在のウェブ閲覧の利用率の半分はPCからスマートフォンへとシフトしてきている。残念ながら、この『インターネットの安心・安全ハンドブック』もPDF版だと、手のひらで三段組で表示されてしまう。かなり目の良い人でも辛い文字サイズだと考えられる。

いまや、一番、セキュリティや情報リテラシーを必要としているのは、PCユーザーではなく、スマートフォンユーザーではないだろうか?

PDFはスマートフォンで三段組  出典:サイバーセキュリティセンター
PDFはスマートフォンで三段組 出典:サイバーセキュリティセンター

また、『アプリ』でダウンロードして、可変サイズの文字で読むと、目次だけでも17ページにもなり、総ページ数は400ページを超えてしまった…。これは、ほとんど実用的ではないのではないだろうか?

『アプリ』 は最適化されるが文章はさらに長くなる… 出典:サイバーセキュリティセンター
『アプリ』 は最適化されるが文章はさらに長くなる… 出典:サイバーセキュリティセンター

■すんなりとウェブのHTMLで各章ごとをシェアしたい…

むしろ、現在の第四版はそのまま印刷バージョンで適していると思うので、そのままでよいが、スマートフォンでも読める『レスポンシブデザイン』によるHTMLのウェブバージョンをぜひ公開してほしい。

むしろ、総合的に学習するにはよいが、警鐘を鳴らしたり、引用して人に提示するには現行状態のPDFや電子書籍やアプリではかなり使いにくい。

各章をばらし、ウェブにURLとタイトル枚に『個別idタグ』を打ってくれれば、検索エンジンにもインデクシングされて、検索した時に表示される可能性が増えてくる。さらに、各ページごとに、ソーシャルメディアのシェアボタンをつけてくれれば、なにか問題があった時には、twitterやfacebookでもLINEでもシェアできたりすれば、もっと活用されることだろう。

■必要な情報がPDFの大量な文字の中に埋もれてしまっている…

政府の文書全体に言えることだが、なんでもすべて改ざんされないように『PDF化』され、ダウンロードしなければ中身がまったく確認できない。むしろ、PDFは必要な人がダウンロードするだけで、中身のコンテクストはウェブサイトのHTMLで、検索クローラーに見つけられる努力をすべきだと思う。スマートフォンでも、すぐに統計データにアクセスできることとかも、重要な国民の生産性をあげることに繋がるはずだ。

まずは、PDFで最終的にアウトプットして終わりという『カルチャー』から、個別記事が検索エンジンによって発掘されやすくなるアウトプットという『カルチャー』を令和元年からは、めざすというのはどうだろうか?