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AirPodsとSiriで劇的に変わる音声執筆環境

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

KNNポール神田です!

macOS sierra(10.12)から、デスクトップのSiriの使い勝手が大幅に変わった。

そう、音声執筆が確実に便利になったのだ。

テレビの番組でも紹介したのですが、Siriの音声入力の変換機能はかなりすごい…。

いつでも、どこでも、ネットにさえつながれば、AirPodsをして、耳をダブルタップし、「メモ!」と語りかければよいのだ。そこから音声入力がかなり現実的になった。

AirPodsとSiriによる音声執筆

ビデオで一気にしゃべった言葉がこのように、テキスト化されている。

今から僕がしゃべる言葉を全て音声入力してくださいケーエヌエヌポール神田ですただ今Yahoo!の原稿を書いています結構ですね長い文章でも間髪を愛開けずに間長い時間喋ろうと思うと平隙間を開けずに喋り続けると言言うふうに尻が全て記録してくれますかなり漢字の変換の品質も良くなってきましたこれに驚きますただ問題としては時間を開けると止まってしまうというところがちょっと問題ですねここで若干ポーズができるとですねもっと使える機能だと思いますこのようにほんとに面面面面と感じが出てくんのがびっくりしますねこれでほとんどですね喋りながらアイデアを上森君しゃべってしまってそこからとは言語遂行すると言うスタイルで言語を買いたいとかすることができるのでとても便利です

精度はまだまだだが、旅先でも移動先でも、ハッと気付いた瞬間に、AirPodsをダブルクリックするだけで、音声でメモをしてくれるのはとても便利だ!

むしろ、2秒の空間を空けないように、喋り続けるほうが難しいくらいだ。

おすすめの入力は、読書中にメモしたくなるような気になる文章があった時に、AirPodsをクリックし、読み上げてテキストでメモをするという方法だ。iTunesで音楽を聞いていても、AirPodsならば、Siriを立ち上げた瞬間に停止してくれるのだ。この連携はさすが、Appleデバイス間ならではの環境だ。メモが終わると音楽が再生し始める!Googleの音声入力も大好きだが、このデバイス間での連携ができないのが残念だ。AndroidでもAirPodsのブルートゥースヘッドフォンとしての利用は可能だが、入力デバイスとしての連携などが当然ながら機能しない。

macでもiPadでもiPhoneでも、AirPodsがあればすぐにSiri経由で音声メモが取れる。

いまだに品薄状態が続いているAirPodsだが、この機能が使えるだけでも、16,800円の音声入力デバイスとしての価値はあると思う。Siriの音声入力中に「ポーズ」で考え直しててから喋れる機能があればもっと使えるだろう。もしくはメモ中は、「終わり」というまで、テキスト化し続けるとかの機能は欲しい。

AirPods

http://www.apple.com/jp/airpods/

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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