#錦織 決勝 13:05からの録画放送を宣伝しない #NHK のコスト意識のなさ
KNNポール神田です。 NHK事業予算が6,479億円(2014年平成26年度)もありながら、本日の歴史的な決勝戦をまったく自社で宣伝できていないので日本国民の一人として勝手広報に協力している。
錦織圭選手のUSオープンでのベスト4入りが、日本人としては約100年ぶりであり、グランドスラム大会決勝戦となると、日本テニス史上初の歴史的なゲームが、いよいよあと数時間で開催されようとしている。
独占放送を行っているWOWOWでは、
そして、WOWOWに加盟していないユーザーはこの試合をダイジェストのスポーツニュースでしか視聴できないと思っていた矢先に朗報が飛び込んできた!
天下の日本放送協会(NHK)さんが、録画放送を行うというのだ!
この、視聴者の関心を総合的に判断し、急遽、録画放送を獲得したことはまさに大英断でもありこちらも快挙だ!
しかし、たまたまニュースを見ている人ならば気がつくだろうが、NHKを見ていても、まったくこの件についてPRが流れない。しかも[www.nhk.or.jp www.nhk.or.jp ]を見ても、このページくらいしか見当たらない!
http://www1.nhk.or.jp/sports2/tennis/index.html
しかも、トップページは拡散しにくいので、ニュースページのNEWS WEBを見ても、
WOWOWの放送時間が記されているだけで、13:05からの放送は全く告知されていない。
試合直前でもニュースを伝えるだけで、本放送の告知は、まったくなし。セクショナリズムが分かれすぎているせいか?。ジャーナリズムでは、一切番組との連動は報じないのか? 真のお客様視点で立った時に、NHKという組織がいかに採算を考えずに、予算を消化し、自分の領域だけを粛々と死守している構図が見え隠れしていないか?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140909/k10014451851000.html
予算消化型組織NHKの弊害
冒頭でも触れたが、NHKは予算6,479億円10,482人もの大組織だ。日本テレビの3,417億円の3,471人の1.8倍の予算だ人員は3倍だ。テレビ東京だと、1,206億円1422人なので、5.4倍の予算で人員は7.3倍だ。
NHKは民間企業とは違い、総務省管轄の特殊法人である。
受信料という一方的な法整備の中で、売上目標もなければ、予算節減目標もない予算消化型で運営されている組織体であることはあきらかだ。
これを読む限りでは、普通の経営感覚であれば、NHKタクシーという別会社を作り、受信料の削減に努力すべき事象だと考えられる。12人いる役員一人あたりの交際費が年間208万円というのも異常すぎるだろう。
特殊法人日本放送協会に求められる姿勢とは?
これらの一般データは、今回の錦織選手のテニスには何も関係ないハナシだ。しかし、なぜ、錦織選手のUSオープンの録画放送の権利を短期間で買取り、日本国民が地上波で見られる歴史的な瞬間をもっとアピールしないのか?
これだけの予算があれば、民放のテレビCMスポットを買ってでも、国民に見るに値すべきゲームとPRすべきだと思う。
特殊法人日本放送協会だからこそできるテレビ放送というものがある。
ジャニーズや吉本興行のタレントを使わなくても、明朗快活な職員アナウンサーによる「素人いじり」だけでも情報番組は成り立つだろう。
テレビ東京などは、低予算で「テレビチャンピオン」「なんでも鑑定団」「Youは何しに日本へ」などと素人いじり番組でゴールデンで視聴率を稼いでいる。NHKでタレントを使用しないで、職員だけで制作させるだけで、もっと受信料は有効に使えるはずだ。いや、NHKでのタレント登用は、むしろ民業圧迫に近いかもしれない。むしろ、民放でできないようなコストのあわない「報道番組」「マイナースポーツ番組」「英語放送番組」「歌番組」に専念すべきだと思う。
5分でまとめられる番組を45分かけておこなっている「ためしてガッテン」などの情報ドキュメンタリーに15.6%の経営資源(517億円)をかけているハナシを、民放各局では、池上彰さんや林修さんらに、何でも解説を3時間スペシャルとかで、1番組あたりの制作費で制作していることと比較すると贅沢すぎる話だ。
せめて、錦織選手の決勝戦くらい、従来のNHKらしからぬ、国民サービス目線でおこなった英断を視聴率を上げるためにはどうすればいいのか?をもっと普通に真摯に考えて欲しいものだ。
むしろ、一番大変なのは、お昼すぎまで、この試合結果を、見ざる聞かざる言わざるで、録画放送の時間まで待てるのかという問題なのかもしれない。