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マイクロソフトIEの脆弱性、政府も使用禁止を通達!ChromeやFifefoxを薦めるべきだ!

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

※<追記(2014/05/02午前9時33分)>日本マイクロソフトのFacebookページで質問をした所、セキュリティチームのブログで修正版の情報が、公開されているとのこと。ありがとうございました!

http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2014/05/02/security-update-ms14-021-released-to-address-recent-internet-explorer-vulnerability-2963983.aspx</追記>

※<追記(2014/05/02午前7時54分)>

さっそく、米Microsoftより、IEの脆弱性修正プログラムが、5/2未明より配布されたようです。

予想以上に素早い対応に拍手!

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN0201U_S4A500C1000000/

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140502/t10014177761000.html

どちらの記事も、URLが不明なため、米国のマイクロソフトを見ようと

http://www.microsoft.com

にアクセスすると、日本へ強制送還されてしまう。

この仕様はいかがなものでしょうか?

マイクロソフト樋口社長、せめてこの非常事態の時くらい国別ドメイン判断するのはやめていただけないものでしょうか?

</追記>

マイクロソフトにとってみれば、今回の脆弱性は、ようやく自社の宿敵OS「Windows XP」を、葬りさった後の、予期せぬ客の来訪である。古くから、PC業界は数万人に1人の愉快犯のために、全体のパフォーマンス、いや前世界のパフォーマンス低下をセキュリティアップデートという名でくりかえし、堅牢性を高めてきた歴史の上に成り立っている。クラッカーにとっては、マイクロソフト社を鍛えてあげているのかもしれないが(笑)、通常のユーザーにとっては、とっても迷惑なハナシだ。

企業にとって、セキュリティソフトなど、まったく収益性に結びつかない、非効率な出費を強いられる存在だ。むしろ、マイクロソフトがセキュリティソフトを買収して無償で配るべきだとボクは思う。Googleもセキュリティソフトに広告つけて無償で配布をしないのも不思議だ。

しかし、ここは、もう、IEがダメなら、CromeでもFirefoxで良いのではと普通に思う。いろんな便利なプラグインも多々あるからだ。そこまでしてIEなのは理由がある。そう企業で決定して管理しやすいようにしているからだ。個人の好き勝手にはさせない。企業が管理しやすいコンピュータの使用環境が必要だ。

しかし、それでは、パーソナルコンピュータとはいえないだろう。インターナショナルなビジネスマシンと一緒だ。

さて、この連休が空ける5月7日頃までに、セキュリティのパッチが出せるかどうかがマイクロソフトの命運を分けてしまうと思のではないだろうか?5月14日に配布とあるが、これでは完全に遅すぎる!

マイクロソフトのIEである理由が、政府から使うなと言われた時点でなくなるからだ。逆に、この短期間でマイクロソフトを助けられればそれはそれで、大殊勲ものだ。

しかし、このサイトをチェックするよう、指示されるが、このサイトを情報システム部以外の人が理解できると思っているのだろうか?

https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/2963983/

マイクロソフトの広報担当者は「IEでインターネットにつなげば、必ず被害を受けるわけではない」と説明。「怪しいサイトを見ない、怪しいメールを開かない、怪しいアプリをダウンロードしないなど、基本動作を守るのが大切。かつて世界的に被害が広がったワームに比べると、仮に被害が出たとしても限定的ではないかと思う」と話している。

http://mainichi.jp/select/news/20140501k0000m040089000c.html

これでは、「ただちに健康を害するわけではない」の民主党政権の枝野官房長官の気休めに聞こえて仕方がない。

一般の人の一番簡単な解決方法はIEからブラウザを乗り越えて、この場をしのぐことだ。これなら、普通の人でもできる。

Chrome- このページからダウンロードGoogle

Firefox- このページからダウンロードMozilla

マイクロソフトは、地図アプリでAppleが失敗した時に、GoogleMAPやYahooMapを推奨したことを考え、ここは、一歩、他のブラウザで対策が終わるまで、避難させるべきではないだろうか?

こういう時に真摯にユーザーのことを思ったアクションを取ることが、企業の一番大事なフィロソフィーではないだろうか?

マイクロソフトが悪いわけではないが、顧客の情報に万一のことがある脆弱性なのだから損して、ここは、得をとって欲しい。

他のブラウザも決して安全なワケではないのだから。

「IEに弱点」広がる波紋 政府、官公庁に使用停止指示

http://www.asahi.com/articles/ASG515KP9G51UHMC003.html

政府の情報安全対策を統括する内閣官房情報セキュリティセンターは4月30日、全省庁に対し、IE以外の閲覧ソフトを使うように対応を呼びかけた。これを受けて財務省や経済産業省、文部科学省などは、職員に対し、IEを利用停止するよう指示を出した。総務省は各都道府県と市町村に対し、情報提供をした上で注意を促した。

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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