ソーシャルメディアで、絶対にやってはいけない事。フォロワー水増し
参議院選挙が終わって終熄モードなのだが、ネット選挙でやはり気になる行動があった。
twitterやfacebookで、フォロワーを水増ししていく戦術だ。
自民党の比例区の某候補は、たったの17ツイートで、8フォロー。
しかし、9324フォロワーという数字でtwitterを運用していた。
フォロワーの大半は、トルコ。参議院選中のアクセス数の大半はイスタンブール経由だったという。
ソーシャルメディア上での票を、金で買ったような状況が目に浮かぶ…。
そのニュースを読んで、その候補のtwitterを見たところ、すでに削除され閉鎖されていた。
自分を少しでも大きく見せたい職業の人や、虚栄心のある人には、このようなお手軽なサービスは、まさに痒いところに手のとどくようなサービスなのだろう。
しかし、ソーシャルメディアの行動は、わかる人にはすべてお見通しな世界である。すべてが「可視化」されている世界と考えておいたほうがいい。
そして、絶対にやってはいけないことは、まずいことはすべて削除してしまうという姑息な対応だ。
起きてしまったことは仕方がないことだ。つい、出来心でアドバイスされた通り動いてしまったのかもしれない。それは、それで真摯な態度で謝罪すればいいまでだ。もしかすると、嫌がらせで誰かがフェイクのフォロワーを仕掛けたのかもしれない。
それらの説明がまったくないまま、単純に削除してしまう行動そのものが、みずからの政治生命さえも危機にさらしてしまっている。
ネット選挙解禁、ソーシャルメディアでは常に正直で真摯であることが求められている。