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ネット選挙、選管サイトに情報集約すべき!

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

ネット選挙がいよいよ、解禁となった。

日本各地の自治体の選挙管理委員会では、候補者のポスターを貼る番号を決めるための、くじ引きをたった2回ひくだけの厳粛な儀式が行われた。局長レベルがズラリと並んでくじ引きを見守っている姿は異様なほど仰々しい。

くじ引きが終わった、候補者はポスターの掲示する番号を陣営に知らせ、一斉にポスターを貼る活動が行われる。東京選挙区の場合は1万7000箇所もあるので、ポスターを掲示するだけでも大変だ。

しかし、今回からはネット選挙解禁だ! 

選挙管理委員会のサイトに行けば、候補者がわかり、候補者のウェブサイト(HPというのは日本だけの表記でまちがい)、facebookやtwitterのアカウントがわかることを期待している。

そう、ネット選挙解禁で、一番期待されるのが、候補者のウェブサイトではなく、各選挙管理委員会のウェブサイトなのだ。

ボクたちは、自分が投票できる地域の候補者をウェブサイトで比較するためには、候補者のサイトがまとまっていることが一番重要なのだ。

そこに掲載されている情報ならば確かな情報として取り扱うことができる。

当然、ヤフージャパン!でも更新されるが、選挙管理委員会が、選挙のポータルにならなければネット選挙解禁の意味がない。

残念ながら、10:00現在に至っても、候補者情報はまだ、更新されていないぞ…。

おそらく、17:00の受付終了まで更新されないのだろう。

http://www.h25sangiinsen.metro.tokyo.jp/http://www.h25sangiinsen.metro.tokyo.jp/

東京選挙管理委員会の参議院選挙ページ
東京選挙管理委員会の参議院選挙ページ
ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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