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昼の12時半ごろにはご飯が無くなってしまうチャーハンの聖地! 名物「ぶん華ランチ」に誰もが大満足!

井手隊長ラーメンライター/ミュージシャン
ぶん華ランチ

東京・神保町。

“カレーの街”というイメージが強いと思うが、実は「半チャンラーメンの聖地」としても知られ、「さぶちゃん」(閉店)「伊峡」「成光」の老舗は「神保町半チャンラーメン御三家」(これに「たいよう軒」を加えて「四天王」と呼ぶこともある)と呼ばれている。

御三家・四天王に加え、老舗の町中華が大変多いエリアだ。

東京の真ん中・千代田区にあるにもかかわらず、ここまで町中華の老舗が残っているエリアもなかなかない。

ぶん華
ぶん華

今回ご紹介したいのはそんな神保町にある1950年創業の町中華。その名も「ぶん華」だ。

黒いシックな看板には「CHINESE MINI RESTAURANT」と英語で書かれており、外観はちょっとモダンな感じだが、かなり歴史は古い。

メニュー数の少なさと営業時間の短さは自信の表れ

炒め物や揚げ物、餃子も無い。メニューを絞っている。
炒め物や揚げ物、餃子も無い。メニューを絞っている。

町中華といえばラーメン、チャーハン、餃子に加え、炒め物や揚げ物などメニューが豊富なのが特徴だが、この「ぶん華」はラーメン類、チャーハン類にかたやきそばのみとメニューを絞っている。しかも昼営業のみと、神保町エリアで働くサラリーマンや大学生のランチをターゲットにしている。

「すみません!」の貼り紙はご飯終了の合図
「すみません!」の貼り紙はご飯終了の合図

昼営業のみというだけでも若干ハードルが高いが、チャーハン類が人気で怒涛のように出るため、12:30頃にはご飯がなくなってしまうというとんでもなくハードルの高いお店なのだ。

「すみません!」という貼り紙が出ていたらご飯終了の合図だ。

卵チャーハン+青椒肉絲の「ぶん華ランチ」は最強!

ぶん華ランチ
ぶん華ランチ

こちらが名物メニューの「ぶん華ランチ」

店内に響き渡るカンカンカンという中華鍋の音と大量に置かれたサーキュレーターがいい感じ。

デカデカとしたお皿に卵チャーハンがこんもりと盛られ、そこに青椒肉絲をドバッとぶっかけた最強の一品。

フワッとした卵に抑えめな味付け。ここに青椒肉絲を絡めて食べると最高に旨い。果たしてこれで満足しない人がいるのか。テンションを上げてガンガン食べていただきたい。

マーボーチャーハンやカレーチャーハン、あんかけチャーハンなども人気で、店内中のお客さんがチャーハンを食べている異様な光景に驚く。

ぜひお立ち寄りいただきたい。

ぶん華

東京都千代田区神田神保町2丁目10

03-3261-9759

※写真はすべて筆者による撮影

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ラーメンライター/ミュージシャン

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.など連載のほか、テレビ番組出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。 自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。本の要約サービス フライヤー 執行役員、「読者が選ぶビジネス書グランプリ」事務局長も務める。

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