【家でも極上横浜家系を】「環2家」監修カップ麺に本気のトッピングで追求した究極の家系体験!
「横浜家系ラーメン」のカップ麺、チルド麺、冷凍麺は今まで数々食べてきているが、それぞれの商品に味の特徴があるのが面白い。家系ラーメン店に醤油先行型からクリーミー型、直系店から資本系、インスパイア店までバリエーションがあるように、市販の商品にもバリエーションがある。
横浜家系ラーメンにはなんとなくの定義はあるが、これと決まったものはないため、どのお店をベンチマークして味づくりをするかによって仕上がりが変わってくる。
キンレイから発売されている冷凍麺「お水がいらない 横浜家系ラーメン」が発売された時に、監修者の株式会社ラーメンデータバンク・大崎裕史さんに取材したところ、「家系ラーメンの中でも醤油が濃い“吉村家系”と、白っぽい豚骨スープの“壱六家系”にわかれるところ、本商品は幅広い人に受け入れてもらえるよう、真ん中的なポジショニングで監修しました」とそのこだわりを話してくれた。それぐらい家系は幅広く、個人の好みが分かれるラーメンなのだ。
今一番旨い家系カップ麺は?
横浜家系ラーメンのカップ麺の中で今までで一番感動したのは、「寿々㐂家 横浜家系豚骨醤油」(ファミマル/日清食品)だ。
まさにお店の顔が見えるという言葉がぴったりな一杯で、醤油と豚骨感、鶏油のバランスも良く、またお店で食べたいと思わせてくれる一品だった。
「寿々㐂家」監修のカップ麺が発売終了した今、一番美味しいなと感じているのは「マルちゃん 推しの一杯 ラーメン環2家 横浜家系醤油豚骨」(東洋水産)だ。
東洋水産から発売されていて、「推しの一杯」という冠がついたカップ麺だ。「推しの一杯」は東洋水産がオススメする全国各地の人気ラーメン店の味わいを再現した新ブランド。
「環2家」は横浜市の下永谷の環状2号線(通称:環2)沿いに本店を構える家系の人気店で、2000年創業。
途中でオーナーが変わるなど動きがあったものの、その人気は健在で現在は蒲田と川崎にも支店を展開している。
このカップ麺はまさに“醤油先行型”の家系カップ麺で、醤油のキレが特徴で旨じょっぱさが際立つパンチのある一杯である。
「生麺ゆでてうまいまま製法」で仕上げたなめらかな食感の幅広の太麺も印象的だが、スープのパワーがありすぎて、正直このまま食べるよりトッピングを豪華にして食べたいなと思わせる一杯だ。
ここまでスープが強いならお店のようにガンガントッピングを乗せても美味しいに違いない。そう思って今回はこの「環2家」監修のカップ麺に、お店インスパイアの豪華トッピングを加えてみた。
デフォルトではチャーシュー、ほうれん草、海苔がトッピングされているが、今回はここに
チャーシュー追加
味玉
ほうれん草追加
野菜畑
をさらにトッピングしてみた。
実際に盛り付けてみると、お店と見紛うような豪華さ。麺の太さ、本格感がより際立つ。
これだけトッピングして食べても、醤油先行型のスープががっちりすべてを受け止めて本当に美味しい。
そして、コシのある太麺がより存在感を放ち極上の一杯が完成した。
特に生のほうれん草を茹でてたくさん加えると家系っぽくなる。「野菜畑」はコンビニやスーパーなどで売っているキャベツミックスをレンジでチンして別皿に乗せればOK。少しずつ野菜をスープに加えながら食べると最高だ。カップ麺を食べていながら、野菜もバランスよくとれて最高である。
締めには少しのライスに野菜畑を乗せ、スープをかけていただく。とてもカップ麺を食べているとは思えないレベルの満足感である。
296円という高価格帯のカップ麺だが、ここまで食事として楽しめるとなると見方が変わってくる。ぜひ家系好きの方は本気のトッピングでお楽しみいただきたい。
※写真はすべて筆者による撮影
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