2018年に中野区野方にオープンした横浜家系ラーメンの人気店「輝道家」。

店主の菊地輝さんは「武蔵家」出身で、人気店「武道家」の初代店主としても知られる。「武道家」では超濃厚な家系ラーメンを作っていたが、「輝道家」ではスープの分厚さに加え、ビターな醤油ダレが個性的で美味しい。

今回は家系ラーメン一筋である菊地さんがオススメする横浜家系ラーメン店3選をご紹介する。

家系ラーメン とらきち家（東白楽）

2014年オープン。東急東横線・東白楽駅から徒歩3分。「王道家」グループの人気店。

「とにかくここは味がブレない。家系のスープは継ぎ足しで作っていて、作り手によって結構ブレが出るものですが、ここはいつ行ってもブレていたことがないんです。技術が凄いんだと思います。十数回行っていますが、一回もブレていたことがありません。燻製チャーシューもとても美味しいですね」

らーめん 飛粋（蒲田）

2018年オープン。「家系」を名乗らない家系ラーメン店で、店構えもまるで料亭のよう。家系ラーメンの体育会系なイメージを捨て、高級に見せる店づくりが特徴。

「店主の小泉さんはキャリアとしては長くない。それでここまでの味を作れるということが凄いと思います。

ここは味がブレない上に、非常に上品。モモとバラが選べるチャーシューも美味しいです。

長く修行してないからこそ型にはまらず店づくりができるんだと思いますね」

五丁目ハウス（中野）

2018年創業。中野駅から徒歩4分。常に行列の絶えない人気家系ラーメン店。「家」ではなく「ハウス」と名付けるセンスが良い。

「ここは店主ひとりでやられていていつも行列ができています。立川の『つばさ家』や宮崎の『風来軒』で修行をされた店主です。

まずは技術が凄い。とても考えて作っていることが伝わってくるんです。醤油の濃さに対するスープの濃さ、油の量のバランスなどとてもよく練られている一杯だと思います。いつも情報交換もさせていただき、とても勉強になっています」

筆者が監修を務めるインターネット番組「DON-BURI楽屋話」にてこの3選を動画でも配信しているので、YouTubeでもチェックしてみてほしい。

※写真は筆者による撮影