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ラーメンライターが勝手に格付け! 『凄麺』勝手にベスト5

井手隊長ラーメンライター/ミュージシャン

2001年にヤマダイ株式会社から発売が開始された独自製法ノンフライ麺「凄麺」ブランド。

「ゆでたての旨さ、再現!」をコンセプトに、まるでお店のラーメンのような本格的な味を追求したノンフライのカップ麺シリーズで、発売から20年を突破した横綱的な存在である。

全国のご当地ラーメンを再現した「ご当地シリーズ」を筆頭に、「逸品シリーズ」「そばシリーズ」など多数発売されている。

各社から発売されているご当地ラーメンのカップ麺はいわゆる“名店監修”のものが多いが、この「凄麺」シリーズは独自開発で、名店ネームに頼っていないところも感心している。

この「凄麺」シリーズがどれもこれもとにかく美味しく、片っ端から食べてみたので、今回は「『凄麺』勝手にベスト5」と題して、特に美味しかった5品を紹介してみたい。

第5位:静岡焼津 かつおラーメン 242円(税抜)

静岡・焼津は日本屈指の漁港で、かつおはその中でも特に有名。

ダシ感が深く、こんなにもかつおの旨味が感じられるカップ麺は食べたことがない。5分茹での麺はしなやかで最高。そして、焼津産のかつお節が贅沢に1パック入っているのが嬉しい。

醤油の香りとコクも良く、全体的にいいまとまりで、王道の一杯としてオススメ。375kcalとカロリーが低いのも嬉しい。

第4位:ねぎみその逸品 242円(税抜)

今年3月発売の新商品。

札幌ラーメン風の製法で、炒めた香ばしい味噌の香りが印象的な一杯。

短冊切りのネギはやわらかで、まさにこれが主役の美味しさ。おろしニンニクを入れるとさらに旨味が増し、また食べたくなる中毒性もある一杯。

第3位:函館 塩ラーメン 242円(税抜)

北海道・函館といえば塩ラーメン。

魚介の旨味とまろやかな塩ダレが最高にマッチ。北海道産の昆布やホタテを使用し、背脂と豚の旨味を加えている。塩角が強くなく、上品でとても美味しい。お麩が入っているのもオシャレ。

4分茹での麺もコシがありしなやかで最高。362kcalとカロリーも控えめ。

第2位:札幌 濃厚味噌ラーメン 242円(税抜)

全国のご当地ラーメンの中でもトップオブトップの人気の札幌味噌ラーメン。

まずは、モヤシが生タイプで嬉しい。

5分茹でのモチモチの麺とシャキシャキのモヤシの食感のコントラストが素晴らしい。

スープは生味噌のコクと香りに香味野菜の旨味をプラス。

味噌のカップ麺はケミカル感が気になるものも多いが、この商品は味噌の旨味が前面に出ていて、カップ麺クオリティを遥かに超える逸品に仕上がっている。

第1位:熟炊き 博多とんこつ 242円(税抜)

札幌とともにトップオブトップのご当地ラーメンといえば博多豚骨ラーメンだ。

後入れスープを入れるだけでクサウマ豚骨の完成だ。この豚骨の熟成感はどうやって出しているのか? 本当に感心してしまう再現度だ。

2分茹での麺はザクザクとした食感で、まさに本場の麺そのものだ。名作中の名作。

ご当地ラーメンの研究とその再現度、そして麺の旨さがとにかく光る。

今回はベスト5を紹介させてもらったが、この他にもたくさん発売されているので、お好みの一杯をぜひ見つけてみてほしい。

※写真はヤマダイ提供

ラーメンライター/ミュージシャン

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.など連載のほか、テレビ番組出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。 自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。本の要約サービス フライヤー 執行役員、「読者が選ぶビジネス書グランプリ」事務局長も務める。

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