『持続可能な開発報告書2020』が、持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)とベルテルスマン・スティフトゥングの専門家チームによって作成され、発表された。今回のレポートは、コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響と復興についても言及されており、『COVID-19は、ほとんどのSDGs(ゴール)に深刻な負の影響を与えるだろう。世界は100年に一度の最悪の公衆衛生と経済危機に直面している。COVID-19は、気候と生物多様性の危機を解決するものではなく、所得格差やその他の不平等を深刻に増幅させている』と書かれている。

毎年発表されるSDGsの世界ランキングでは、2019年に1位だったデンマークを抜いて、2020年には再びスウェーデンが1位に返り咲いた。ここ5年間で、スウェーデンは4回、1位の座を獲得している。その秘訣とは何なのか。日本がSDGsを進めるにあたり、ヒントとなるものは?

レポートで、スウェーデン・日本の結果の詳細を見ながら、スウェーデン研究所やスウェーデン大使館による出版物や、スウェーデンの方への取材から、スウェーデンと日本の違いを探ってみたい。

2位のデンマークとの差はわずか

SDGs世界ランキングは、総合スコアによってランク付けされている。この総合スコアとは、17のゴールの進捗状況を測るもので、スコアが100であれば、17すべてのゴールが達成されたことになる。では、166カ国の順位を見てみよう。

2019年のランキングでは、