ノルウェーで今後2か月テロの可能性/首都で爆破物発見、17歳ロシア国籍の男性を拘束

隣国スウェーデンでのテロ直後、爆破物発見で緊張が走ったノルウェー首都(提供:NTB SCANPIX/ロイター/アフロ)

8日、オスロ中心部にあるグロンランド地区で爆破物が発見され、地元警察が爆破処理し、1人の男性の身柄を拘束した。

9日、ノルウェー国家公安警察(PST)が現地時間17時頃に記者会見を行い、拘束された人物は「17歳のロシア国籍の男性」と明かした。

男性は家族と共に2010年に難民申請者としてノルウェーに渡り、現在はオスロ在住。国家公安警察はこの男性の存在を以前から認識しており、事件発覚後に一般市民からの通報で警察により身柄を拘束された。

国家公安警察に電話で問い合わせたところ、男性は2015年にノルウェーでの永住権を取得した。男性の現在の立場が「難民」かどうかは明言を避けており、「ロシア国籍」であることを強調。

記者会見によると、30×30センチメートルの爆破物は男性による自家製。爆破物をどこに持っていこうとしていたかなど、国家公安警察は詳細は明らかにしていない。

会見後に、男性は代理人を通して罪を否定しており、過激派組織ISとの関係性はないと主張している(NRK)。

国家公安警察は、ノルウェー国内で今後2か月間はテロが起きる可能性が高くなったと記者会見で発表。4・5月はノルウェーでは祝祭日が多い時期となる。

テロ攻撃などがおこなわれそうな「脅威評価」は5段階で示されており、これまでは3段階目だったが、今回の出来事で4段階目へと引き上げられた。警戒水準は5段階目が最も高いものとなる。

同警察チーフのビョルンランド氏は「フランス、ドイツ、英国、ロシア、スウェーデンで起きた出来事は、イスラム過激派に同調するノルウェー在住者へも伝染する効果がある」と記者会見で話した。

Text: Asaki Abumi