レバノン南郊のビルを爆撃 イスラエルが避難勧告後に
ベイルート、レバノン、11月26日 (AP) ― イスラエル国防軍は11月25日、レバノンの首都ベイルート南郊ダヒエ地区の住民に避難勧告を出したうえで、数棟のビルを爆撃した。 全面的戦闘停止に向けた和平交渉が進められる一方で、ベイルートに対するイスラエルの空爆の報復として、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラは24日、ここ数カ月で最も激しい攻撃を実施、250発のロケットなどをイスラエルに打ち込んだ。 これに対してイスラエル空軍は25日、夜間爆撃に続いてベイルート郊外を数回にわたって爆撃した。 一方、レバノン南西部のスールとナークラの中間にある陸軍基地に対する空爆で、レバノン兵1人が死亡、18人が負傷した。 イスラエルは、空爆はヒズボラとの戦闘地域に対して行われ、作戦はもっぱら過激派に向けられたものだと述べ、レバノン軍に遺憾の意を表明した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)