イランのテロネットワーク イスラエルが協力者を連行
テルアビブ、イスラエル、11月5日 (AP) ― イスラエル軍部隊はシリア領内に侵入し、イランのテロネットワークに関与するシリア人市民の身柄を拘束した。イスラエル国防軍が11月3日、明らかにした。イスラエルが同国軍部隊がシリア領内に侵入した事実を明らかにしたのは、ガザ戦争始まって以来これが初めて。 同国防軍が公開したボディカメラの映像には、タンクトップを着た男が建物内で拘束される様子が捉えられている。男は尋問のためイスラエルに連行された。 イスラエル陸軍は3日、声明で「ここ数カ月にシリア領内で実施された特別作戦」とだけ発表し、日時や場所がシリアのどこだったかは明らかにしていない。 声明では、拘束した男の身元をシリア南部のサイダ地区に住むアリ・ソレイマン・アル・アッシであることを明らかにした。イスラエル軍によると、数カ月にわたって監視下に置かれていた男は、イスラエル占領下のゴラン高原一帯をターゲットにした、イランの戦略に関与していたと主張している。 イスラエルは過去1年間に、シーア派武装組織ヒズボラの幹部や、ヒズボラとシリアの緊密な同盟国であるイランの政府関係者らを標的にした空爆を数回実施している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)