菅首相が会見 「宣言」21都道府県に拡大(全文1)全国的にこれまで経験のない感染拡大が継続
衆院選前に自民党の役員人事を行う考えは
NHK:NHKの長内と申します。総理に重ねてお伺いします。自民党の中からは、次の衆議院選挙は厳しい選挙になるといった声も聞かれるわけですけれども、衆議院選挙の前に自民党の役員人事を行う考えはありますでしょうか。 菅:人事についてはまったく白紙です。 司会:続きまして、それではビデオニュース・ドットコムの神保さん、どうぞ。
菅政権のコロナ対策は本当にうまくいっているのか
ビデオニュース・ドットコム:ビデオニュースの神保です。よろしくお願いします。総理、総理の任期ももう、自民党総裁としての任期ですね、残すところひと月余りとなりましたが、総理ご自身はもう早々に次の総裁選への出馬も表明されているというふうに理解しています。そこでご質問なんですが、次に誰が総理・総裁になったとしても、コロナ対策がもう最優先の政策課題であるということは論をまちません。ただ、そこで総理ご自身が次の総裁選への出馬を表明されているということは、当然のことながら総理ご自身は、ここまでの菅政権のコロナ対策がうまくいっていると、機能しているというふうに評価しているというふうにわれわれは理解せざるを得ません。 なので、そこでご質問なのですが、総理は、まずここまでの菅政権のコロナ対策というのは本当にうまくいっていると、つまり最優先課題であるところのコロナ対策がきちんと機能しているとお考えなのか。だとすると何を根拠に今の日本のコロナ対策は機能しているとお考えなのか。また、もし問題があるというふうにお認めになるとすれば、どこに問題があって、次の、仮に次の政権をまた担当されることになった場合に、どこを改める、どこを変えるご用意があるのか。もし、その辺をできるだけ具体的にお話しいただけると幸いです。 菅:まず私自身、昨年、自由民主党総裁に就任し、内閣総理大臣に就任してから、ある意味でこのコロナ対策、毎日のようにコロナ対策を中心にやってきている、こう言ってもこれは過言ではないというふうに思っています。当初、この新型コロナというのは全体像がなかなか分かりにくい、その中で対策を打たなきゃならないわけでありました。しかしだんだん見えてきているのは、海外からしても、ロックダウンしてもなかなか感染が収まらなかったと。また感染が増え始めてきている。そして諸外国はワクチン接種によってかつての日常を取り戻し始めることができているというふうに思っています。ですから私自身もこのコロナのワクチン接種に、これは全力で取り組んできました。 【書き起こし】菅首相が会見 「宣言」21都道府県に拡大 全文2に続く