登場から30周年を迎えた西武鉄道6000系 初の地下鉄直通車 違いもいろいろ
西武鉄道6000系って、どんな電車?
西武新宿線を行く6000系の第1編成(6101編成)。地下鉄有楽町線との相互直通運転用として1992年に登場。西武鉄道初のステンレス車両となった(2021年4月16日、伊藤真悟撮影)。
西武鉄道6000系は地下鉄有楽町線への乗り入れに合わせて1992(平成4)年に登場した車両で、外観や搭載機器などを一新、従来の西武の車両とは大きく変わっています。 まずは外観ですが、地下鉄線内での異常時に備え、前面に貫通扉を備えています。この貫通扉を端に寄せ、運転士側の窓を大きくしたデザインに特徴があります。 当初はステンレスの車体を採用しました。西武鉄道の車両でステンレス製の車体としたのは6000系が最初です。6000系では銀色が目立つ車体となり、窓の上下に青のラインをとしたのも特色で、西武鉄道では6000系が最初にこの車体色となりました。先頭部は、「く」の字形に傾斜したスタイルとなっていて、この部分はFRP(繊維強化プラスチック)で作られています。
本文:4,653文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
柴田東吾(鉄道趣味ライター)