【空から撮った鉄道】「赤い電車」京浜急行電鉄を空から見てみよう〔横浜~逗子・葉山、浦賀、三崎口〕
横浜市内は高架あり、掘割あり、トンネルあり
「戦争遺跡」として残る旧平沼駅。京急800形の下り列車が通過していく(2011年2月22日、吉永陽一撮影)。
「京浜急行電鉄を空から見てみよう」は、続いて横浜駅からスタートします。本線は浦賀まで延びており、金沢八景駅から逗子線、堀ノ内駅から久里浜線が分岐しています。 横浜駅の先でJR根岸線を潜ったあとは高架橋となります。高架橋は前身の京浜電鉄が、1931(昭和6)年に完成させた戦前製のもので、この先の戸部駅まで続いています。戦前製の高架橋といっても鉄筋コンクリート(RC桁)なので、レトロな雰囲気はほとんどしません。地上だと細部の構造や意匠に古さを感じますが、さすがに上空からだと、せいぜい桁の数が多いなと感じるくらいですね。
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吉永陽一(写真作家)