「3密」が大賞 2020年流行語大賞表彰式(全文2)「3密」をさらに確認して協力を
コロナが早く落ち着いてほしい
湯本:私はこのアマビエだとか、そのほかのいわゆる予言獣といわれる、疫病などを予言するものをずっと調べてきたということがあるんですけれども、ただ、まさかこのような形で皆さまにそういうものの存在というものが広まっていくとは想像もしていませんでした。そういうことがありますけれども、できるだけこのアマビエというものを、ある意味忘れてしまうぐらい、コロナが早く落ち着いていただきたいなというふうに思っています。本日はありがとうございました。 宮本:ありがとうございました。妖怪研究家、湯本豪一さんのお言葉でございました。 外川:おめでとうございました。 宮本:どうぞ。アマビエを最初に見たとき、アマエビと読んでしまって。 外川:(笑)本当ですか。 宮本:アマエビと読んでしまったんですね。へえ、アマエビが豊作や疫病を予言するんだと思ったんですけど、よく見たらアマビエだったんですよね。アマビエの御利益に預かりたいものですよね。 外川:そうですね。なじみのある言葉になってしまいました。
社員1000人参加のオンライン飲み会を実施
宮本:では次の発表にまいりましょう。2020ユーキャン新語・流行語トップ10。オンライン○○。 外川:新型コロナウイルス感染拡大に伴い、人が集まる活動が困難となった今年、さまざまなオンライン化が進み、オンライン診療、オンライン就活、オンライン授業、オンライン飲み会など、多くのオンライン○○が生まれた。会社では連絡は社内SNSやメール、会議や商談もオンライン。学校現場でもビデオ会議、Zoomなどのアプリを用いて、小学校から大学まで授業がオンライン化した。大学生の中には、前期は一度も登校していないので友達もできないとの嘆きも聞かれた。家庭によっては端末が用意できないなど、デジタルデバイド、情報格差も生まれている。発足するデジタル庁には、これらの問題にも目を向けてほしい。 宮本:受賞者は社員1000人参加のオンライン飲み会を実施し、コミュニケーション不足を補った東北新社の皆さんです。本日は株式会社東北新社、取締役常務執行役員、大嶌諭さんにお越しいただいています。大嶌さん、どうぞ。 外川:おめでとうございます。表彰盾を大塚選考委員より贈呈いたします。 宮本:大塚さんから表彰の盾が贈られました。それではオンライン○○で受賞された株式会社東北新社、取締役常務執行役員、大嶌諭さんに感想を伺います。お願いいたします。 大嶌:東北新社の大嶌と申します。このたびはこのような大変素晴らしい賞をいただきまして、と同時にオンライン○○というのは当然弊社がつくった言葉ではないので、私どもがいただいちゃっていいのかなという、そういった気持ちでいっぱいでございます。先ほど司会者の方からも東北新社の皆さんというふうに言っていただいたんですけど、実は今日、これ、社員がみんなこの状況を見ていまして、社員がみんな喜んでいると思います。本当にありがとうございます。 弊社は映像を中心とした総合プロダクションということでやらせていただいているんですが、コロナの状況になって在宅勤務、あと業務のオンライン化というのも推進してまいりましたが、社内行事も実は同時にオンラインにできるところはないかといろいろ模索してまいりました。今回いただいたのとはちょっと別になるんですが、実は残念はことに弊社の前社長が今年亡くなりまして、6月にはオンラインのお別れの会というのを、実は実施いたしました。